ID:69361さん

# 概要 - 物流業界中小企業向け配車管理システム開発 -- ※本案件は現在も継続中である # 担当 - 業務分析 - 技術調査 - メンバーの技術指導 # 使用技術 - kintone - GCP - BigQuery - kintone API - kintone プラグイン作成 # 課題 - 以下のような課題があり、このプロジェクトに至った -- クライアントは物流業界の中小企業であり、社内のIT化は進んでおらず、業務に関するシステムはほぼ全てExcelマクロで内製されていた -- 1日のうち3時間ほどを占める配車管理の配車スケジュール作成は手作業かつ完全に属人化しており、担当者がいなくなれば誰も業務を引き継げない状況にあった # 取り組み - 物流業界のドメイン知識キャッチアップ - クライアントの業務フロー把握 - 配車管理Excelマクロからkintoneアプリへの移行を提案 - 自動で配車スケジュールを作成する機能の新規実装を提案 # 工夫した点 - kintoneを選んだ背景には社内のDX化促進の側面もあり、ノーコードで作成できるツールとして最適なものを選定した - タイムテーブルのガントチャート表示などの有料プラグインは、社内で内製することで導入コストを下げつつお客様のニーズによりフィットするUIを実現 - データはクラウドにセントラルデータベース(GCP BigQuery)を立て、kintoneはUIとしてのみ使用することでセキュリティの担保をはかる - 本プロジェクトに配属された新人・未経験者3名にそれぞれ、kintoneアプリ作成、プラグイン開発、DB設計の仕事を割り当て、スキルアップをはかる -- 最初に担当する作業の目的と意義を明示 -- 基礎は教えるが踏み込んだ技術調査は本人達に主体的に行わせる、分からないところは適宜サポート -- スキルとともに当事者意識を持って意欲的に仕事に取り組む姿勢を身に着けてもらった

# 概要 - 納品先条件検索システムの設計、開発 -- 本システムは開発フェーズが完了し、現在クライアント先でテスト稼働中 # 担当 - 設計 -- 機能設計 -- UI設計 - 開発 - 動作環境構築 -- Python仮想環境構築 -- Webサーバ構築 -- DB構築 - 保守用ドキュメント作成 - 上記全て1人で担当 # 使用技術 - Python3.10 - Django - jQuery - Ajax - Bootstrap5 - AWS EC2 - ubuntu - Bash Script - Apache - mod_wsgi - Let's Encrypt - MariaDB - Google colab # 課題 - クライアントは物流業界の中小企業であり、配送ドライバーへの指示書は紙ベースでやりとりされていた、そのため担当事務方の作業負担が大きかった - 納品先に紐づいた紙の指示書をPDF化してファイルサーバにアップロードしておけば、配送ドライバー自身が支給されたタブレット端末から納品先を検索することで、該当する指示書のPDFファイルを閲覧できる - このようなシステムが欲しいとの要望があり、本システムを開発するに至った # 仕様 - 使用者用機能 -- ログイン機能 : 自身の電話番号とパスワードで使用者/管理者を判定しシステムにログイン -- 指示書検索機能 : 納品先名称(あいまい検索)、電話番号(部分一致)、住所(郵便番号入力もしくは都道府県、市区町村、町域のプルダウン選択)のどれかを用いて納品先を検索し、表示された指示書ファイル名の一覧をクリックしてPDFの内容を表示 -- パスワード変更機能 : 自身のパスワードを新しいものに変更 - 管理者用機能 -- マスタ管理機能 : 部署、ユーザー、発送元、納品先のマスタ情報の一覧表示、詳細表示、新規登録、編集、削除を行う機能を提供 -- ファイルアップロード、削除機能 : ローカルの指示書ファイル(PDF)をサーバにアップロード、一覧画面から削除ボタンでファイルおよび登録情報の両方を削除 - バックアップ機能 -- データベースのフルバックアップ、テーブルバックアップ、アップロードファイルのバックアップを作成し、それぞれtarで圧縮してマウント済みのGoogleDriveに保存するシェルスクリプトを作成 -- スクリプトをcrontabに登録して1日1回自動実行されるように設定 # 工夫した点 - ファイルアップロード時、ファイル名に納品先名称と秒単位までの日時情報を付与して一意とし、ファイル名と納品先を関連付けてデータベースに保存する - 本システムではWebサーバとファイルサーバを同一サーバで兼ねる、ただしバックアップについてはGoogleDriveを使用するため、サーバにgoogle-drive-ocamlfuseを導入してubuntuからGoogleDriveをマウントする - テストサーバにはAWS EC2を使用、OSはubuntu、本番環境はさくらのVPSに乗り換えるため、共通するOSを選択した - データベースはMariaDBを採用、Djangoのmigrateコマンドでテーブルが自動生成され、loaddataコマンドで初期データが投入されるよう設定 - WebサーバはApache2を採用、Python3.10の仮想環境を構築してmod_wsgiを導入し、WebサーバでPythonおよびDjangoが動作するよう設定する - テスト運用サーバへのhttpsアクセスを可能にするためLet’s EncryptでSSL証明書を取得しサーバに設定 - クライアントから提供された約700件の納品先情報Excelから、テスト運用サーバに投入するINSERT文を自動生成するツールをPythonで作成 -- 納品先名称(漢字表記)からカナ読みを起こす -- 手入力の住所を分析して郵便番号を特定 - 保守担当者(保守運用未経験者を想定)向けの運用ドキュメントを作成中