私がプロジェクトリーダーとして参加した案件は、特定顧客に対して数年前から継続的に実施されている案件で、顧客に演習を提供したり脆弱性調査の結果報告などをする案件でした。
この案件で私は、メンバー(私を除く2名)の成果物(資料や演習用課題)のレビューや工数を管理していました。
また来年度に関する提案活動も私が担当で、顧客からの要望や質問に対応方法等の判断を含めて、私が担当していました。
この案件は継続的に実施されているものであるため、今後のためにも顧客からの信頼をなくさないように、限られた工数ではありますが、成果物を一定以上のクオリティに保つ必要がありました。
また提案活動においては、セキュリティの専門家としての知見を活かし、一年間の演習方針を顧客と合意する必要がありました。
工数が厳しい案件でしたので、資料作成等で指示を出すとき、メンバーとの認識違いによる二度手間を避けるように心がけました。そのために指示を具体的に書き、参考すべき資料なども提示したうえで指示を出していました。
またこの案件では以前、顧客から1年間の演習方針を再検討するような事態になってしまったことがありました。このような事態を避けるために、顧客へは納得感のある説明や資料となるように心がけていました。
具体的には、演習としてそのプロトコルを扱う理由などについて顧客から質問をされても、即答できるように準備したり、場合によっては参考リンク等も共有するようにしました。
また提案活動については、1年間の演習をより実りのある内容にするためにも、目的を見失わないように気をつけました。