ID:66019さん

## プロジェクト概要 ### 開発システムの概要 - ビルやマンションなどの施設の管理対応状況をモバイル対応によってリアルタイムに共有し、画像や図面と連動することにより対応箇所や施設ごとの過去の対応内容をわかりやすく管理することができるタスク管理システム ### プロジェクトの目的 - 現場の状況把握や施設の情報管理をスマートに行うためのシステムをアジャイルで開発し、施設管理関係の企業に横展開して規模を拡大すること。 ### 規模感、チーム構成、担当した役割 - モバイル、バックエンド、フロントのチームに分かれ、メンバーの入れ替えが多いが常に10人前後での開発。 - フロントエンドのチームリーダーを担当 ### 使用技術や開発環境等 - インフラ - kubernetes - Azure - Docker - バックエンド - PHP - Laravel - フロントエンド - Typescript - Vue.js - Vuetify - Nuxt.js - GoogleAnalytics4 ## 課題 1. 開発チームにフロントエンド経験者が居らず、フロント側の品質が悪く進捗も壊滅的であったこと - アプローチ - 設計から見直し、大規模なリファクタリングを実施 - 理由 - 類似画面が多いにも関わらず内部の構造が違いすぎて、コンポーネントの共通化ができない、属人化しているなどの問題が発生しており、経験の浅いメンバーが開発しにくい状況となり工数が増加していたため - 具体的な作業 - コンポーネントの設計とpropsの扱いを統一 - Container/Presentationalパターンとしての責務の徹底 - 例)非同期処理はContainerに記述すること - コード規約を作成し、レビューを通してメンバー全体に周知 - 例)子から親への受け渡しはemitを使用すること - 成果 - コード全体の基準ができることにより、経験が浅くてもタスクに着手しやすい環境となり、開発効率が向上した。結果的に基準を満たした状態で初期リリースを迎えることができた。 - 現実的なスケジュールになるよう、スコープの調整案を提出 - 理由 - 開発効率の向上や作業時間の延長では到底間に合わないスケジュールであり、今後の対応が共有されていない状況により、開発陣も作業見通しが 立たずモチベーションも低い状態だったため - 具体的な作業 - ファーストリリースに最低限必要な機能のヒアリング - 開発工数の見積もり - 機能追加と工数の兼ね合いについて打ち合わせ - 成果 - 開発スケジュールが機能し、開発メンバーのモチベーションの向上した - リリースのスコープ範囲を削ることにより、リリースが現実的となり品質が向上した - GA4導入経験があったため、対応後、非技術者向けにGUIでの操作資料を作成 - 成果 - お客様に好評で、社内に広く普及された 2. マネジメントの手が足りておらず、指示待ち、タスク待ちが発生していたため作業効率が低かったこと - アプローチ - チーム全員をレビュワーにすることにより、メンバーの育成とレビュー待ち時間を削減 - 追加要件とバグタスクの管理を担当し、タスク整理や振り分けを行う - 成果 - 作業効率が上がり、余裕をもってテストとリリースを終えることができた 3. 情報共有が適切になされておらず、メンバーがスケジュール感を持つことができなかった - アプローチ - 定期的に全体のタスクを確認して共有。メンバーにスケジュールを相談した - 成果 - メンバーの自走力が上がり、お客様に技術的な面やユーザビリティの向上の面で提案をすることができるほど成長した - お客様からは共にプロジェクトを育てていくことができるとの評価を得た

## プロジェクト概要 ### 開発システムの概要 - 会員ごとに成績や試験結果などを閲覧し、苦手な問題を復習することができる、勉強をサポートする会員制Webシステムへの新規機能追加 ### プロジェクトの目的 - 既に会員数がかなり多く、システムとしても大規模になっているため、何よりも重要なのは既存のシステムを問題なく動かし続けること - 既存システムに依存した新規別システムの0→1開発も並行。広告の都合上、リリースに間に合うことが重要。 ### 規模感、チーム構成、担当した役割 - 規模感 - DB、APIを共有している別システムが多数あるため、システム開発に携わるメンバーはかなり多い - 今プロジェクトではフロントエンド領域のみを担当 - チーム構成 - フロントエンドチーム: ５～7人 - 担当した役割 - フロントエンドのコーディングメンバー ### 使用技術や開発環境等 - 既存システム - JavaScript - jQuery - 新規別システム - Typescript - React - Next.js - MaterialUI - Storybook ## 課題 1. 当時、フロントエンドは未経験だったこと - アプローチ - 実務で場当たり的な実装にならないよう、Reactの技術書を読み、体系的な知識を身につけることを意識したこと - 社内でフロントエンドを勉強・相談するコミュニティを作成したこと - 成果 - 未経験ながら、自走して実装することができた - 作成したコミュニティは社内最大のコミュニティとなり、フロントエンドの問題を気軽に相談できる場ができて社内のフロントエンド人口が増えた 2. リリースに対して人的リソースがシビアなため、教育する余裕がないため新規メンバーに自走力が試されること - アプローチ - スケジュール、仕様の確認を密にした - 仕様書が複雑、かつフォルダが整理されていないためわかりづらいため、整理して共有した - 成果 - 同時期に加入した全員が「自走力があって助かる」とお客様に評価を頂いた 3. APIが古いまま改修ができていないこと - アプローチ - 他システムに多大な影響がでるため APIの修正はできないという状況だったため、フロントエンド内でレスポンスを成形した - 例) レスポンスの内容がJSONに似せたtxtであるなど - APIの資料が埋もれていたため、整備してメンバーに共有した - 成果 - お客様の求めている仕様通りの実装ができた