## プロジェクト概要
銀行システムのオンプレミスからクラウド環境への移行案件
## 目的、背景
以下問題解決のためシステムのクラウド化を行なった。
・ランニングコスト高く最適化されていない
・DXや2025年の崖問題といった外部環境の変化への適応
・社内システムを在宅作業時に使用できない など
### 担当
* 監視システムで利用するHinemosのPoC
* 監視システムの基本設計、詳細設計書(パラメータシート)作成
* 監視システムの環境構築、テスト、テスト仕様書作成
* 保守運用
### 規模感、チーム構成
監視システム構築メンバーは3名
## どんな課題だったのか
監視システム構築では、複数のAWSアカウントに存在する約20台のサーバの性能を監視するという課題でした。
EC2はHinemosによる監視を行い、監視対象サーバの性能監視(CPU使用率、メモリ使用率等)やログファイル監視を設定し、閾値を超えた場合にAWS SESを利用して運用保守へ通知する仕組みを構築しました。AWSサービスの監視では、CloudWatch AlarmとSNSを利用し通知する仕組みを構築しました。
また、ログの保管ではEC2にCloudWatch エージェントをインストールしCloudWatch Logsに転送、Kinesisを経由しS3へ格納するといった仕組みも構築しました。
Hinemosにおいては初めて利用しましたが、繰り返し検証を行い明確な理由を元に設計書を作成したためシステムに相応しい設計を実現しました。
保守運用業務では障害対応(原因調査、ベンダー対応)を行い、Inspectorで検出された脆弱性に対してセキュリティパッチの適用やHinemosへのパッチ適用、複雑化されていた運用・保守マニュアルの見直しを実施し、運用しやすい体制を整えました。