[プロジェクト概要]
• 目的・背景:
2025年から適時開示資料や決算短信の英文開示が義務化される中、企業のIR業務負担を軽減するための高精度な翻訳ツールを構築しました。
本ツールでは、企業ごとに辞書登録や事前置換リストを活用し、業界固有の用語や表現を正確に反映した翻訳を提供します。
•プロジェクトページ:
詳細は こちらをご覧ください。
https://minsetsu.com/irtranslationai/
• チーム構成:
• 開発体制: 5~6名のチームでスクラム開発を実施。
• 担当領域: フロントエンド、バックエンドの両方を担当し、翻訳プロセス全体の設計・実装をリードしました。
[課題と工夫]
1. 課題
• ChatGPTを活用しながら企業独自の用語や表現を翻訳に正確に反映する仕組みを構築。
• 最大50,000文字のテキストに対応する翻訳プロセスを効率化。
• プロンプトインジェクション攻撃への対策を強化し、セキュリティを担保。
2. 工夫
• 辞書・置換機能の活用: 辞書データと置換リストを活用し、翻訳精度を向上。
• 並列処理: テキストを分割し、並列処理によりAPIリクエストを高速化。
• バリデーションの強化: 不正リクエストを検知する仕組みを実装し、システムの安全性を向上。
[成果]
1. レスポンス速度の向上:
• 並列処理によりレスポンス時間を40%以上短縮し、リアルタイム翻訳を実現。
2. 翻訳精度の改善:
• 辞書登録機能により業界固有の用語や表現を正確に翻訳。ユーザー満足度が向上。
3. 業務効率化:
• 英文開示業務の負担を軽減し、企業が新規義務に迅速に対応可能に。
4. セキュリティの強化:
• プロンプトインジェクション対策を実装し、安全な翻訳サービスを提供。