既存の本人確認フローをより、セキュアかつ自動化する
まずは外部webサービスの導入を検討しました。
個人情報の管理をなるべく弊社から切り離すことで会社の保全を考えました。
それに伴い、まずはプロジェクトを行ううえで最もオペレーションに近い、CS(カスタマーサービスチーム)から数名プロジェクトにアサインしてもらい、イシューの拾い上げを行う必要がありました。
問題になったのはeKYCをリリース後、オペレーションフローが理解しきれていないメンバーがいたため、混乱を招いたことです。
いままでドキュメントを残すことがなかったので口頭での認証フロー説明になっていたのが問題で、
これ以降、開発者向けのドキュメント以外にもオペレーションメンバーへのドキュメントを残すことを徹底しました。
またeKYC導入により、オペレーションが大きく変更となったため、既存のCSメンバーからは大きな反発がありました。
導入することでどんな未来が待っているのか。ゴールはどこにあるのか。
といった基本的なことを伝えきれておらず、淡々とシステムの説明をしていたことが原因と感じています。
このことから新規にシステムを構築・導入する際は、それに伴う痛み以上によりよい未来がまっていることを説明することを意識しています。