ID:54050さん

# プロジェクト概要 - 物流倉庫向けのWebアプリの提供 # チーム規模 - QAメンバー全体：10名程度 - 各チームにQAメンバーが1～3人配属（仕様相談、テスト設計・実施） # 取り組み概要 ### プロダクトに対する取り組み - 属人化解消のため、仕様の資料化 - Postmanを用いたAPIテスト設計、テスト実施 - UI部分のテスト設計、テスト実施 - MySqlWorkbenchなどを用いたDB調査、更新 ### テスト業務に対する取り組み - E2Eテストの自動化に向けたツールレビュー - QAチームの振り返りの実施 - 外部委託メンバーの育成 ### 採用に対する取り組み - カジュアル面談 - 一次面接 # プロダクトに対する取り組みの詳細 ### 課題 参画当初、仕様の属人化により仕様の導入経緯や背景を把握しているメンバーが限られていた。 また、APIテストに対する知見があるメンバーが少なく、テスト設計・実施の幅が狭まっていた。 上記課題に対して、下記のようなアプローチを実施した。 ### 問題解消に向けたアプローチ - 仕様の属人化解消 - 概要 - Spread sheetを用いて観点一覧表の作成着手 - Notionへの画面仕様の蓄積 - 改善活用 仕様の属人化解消のために、自身が担当した機能を文書化し、定期的な更新を行えるようなフロー（Jiraのサブタスクを活用）を提案して実施した。 - APIテスト - 概要 - POST、GET、PUTメソッドを用いたテスト実施 - 各カラムに対する正常系、異常系のテスト（最大値、負数、異常値、形式異常） - 改善活動 - APIテストの属人化解消のために、知見のあるメンバーから時間をもらって実施方法をインプットし、エンジニアや同QAメンバーからのレビューでテスト設計をブラッシュアップしながら、テスト実施に繋げた。 # 採用に対する取り組みの詳細 - 面接の軸 - 技術面は入社後でも向上させることが可能と考え、会社の空気感やカルチャーにあうかどうか、人柄について深堀するように会話を進めるようにすることで、緊張感を取り除きながら相手の本質を垣間見ることができるようになった。 ### 成果 - 仕様の属人化では、全メンバーが仕様を書き留める癖付けに繋げることができ、仕様を把握するメンバーを増やすことで属人化解消の一歩を踏み出すことができた。 - APIテストの属人化では、自身のテスト設計の幅を広げるだけではなく作成したテストケースをもとにAPIテスト自動化のスクリプトとして活用していただくことになり、チームのAPIテストの工数やハードルを下げることの一助になった。 # プロジェクトを通じて感じたこと QAの品質改善活動とは、障害検出だけではなくチーム内の環境改善にまで及んでいると感じる。 自身の目標は属人化の解消という、プロダクトの品質そのものには影響が少ないと感じられる活動ではあるが、プロダクトのサービス年数が経過するごとに大きく意味を持つを感じている。