プロジェクトマネージャとして、システム開発のプロジェクト全体を管理している。
メンバー数は最大60名、平均35名となっており、ユーザや上層部に対する調整・説明・報告の責任があり、体制構築、進捗管理、課題管理、PJ推進、品質管理、コスト管理が主な管理項目である。
自社としては、システム開発についてQCDを達成することであり、クライアント企業様に対しては投資効果のあるシステムの提供が責務としてある。
# 【仕様調整】
与えられた期間、コストにおいて、クライアント企業様の業務に対する費用対効果が現れるシステム開発が必要である。その中で、手戻りを減らすこととクライアント企業様の業務における効率化を同時に満たすために、業務内容の理解をチームメンバーでキャッチアップした上で提案ベースで調整をかけて真に必要なシステムの仕様を早い段階で明らかにするように働きかけた。具体的には、画面UI/UXに関する調整の中ではモックアップを作成して動作内容の詳細がわかるように調整し、業務オペレータとの確認機会を10回程度設けて仕様のコンセンサスをとるようにした。これによって画面UI/UXに関する調整は円滑に進み、大きな手戻りもなく完遂することができた。
# 【体制課題】
プロジェクトマネージャである私の配下には、6チーム存在し、そのうち仕様・システム移行・試験の3チームのリーダーが離職と休職によってプロジェクトを退いた。大変急な話でほぼ3名が同時期に抜けてしまう事態に見まわれ、新たなメンバーをアサインする方向で調整をかけるも人手不足の状況であり、3か月程度は体制強化が図れなかった。その間、プロジェクトマネージャである私がそれらチームのリーダーを兼任し、各チームメンバーへの指示を出しつつ、ユーザや上層部への説明責任を果たす役割を遂行した。新人の教育をしながら、新たなメンバーのアサイン後も立ち上がりきるまでの間、兼任してプロジェクトの生産性を落とさずに進めることができた。現在では、プロジェクトマネージャの業務に集中できるまで体制を再構築することができ、プロジェクト成功に導くことができたと評価している。