# 大手物流会社様向けにトラックなどの離発着予定と実績の入力・管理を行うシステム。
離発着予定の他、積載するコンテナの量も入力・管理が可能。
開発にはメンバーとして参加し、2013年3月からはPLとして以下の業務を実施。
* お客様からの要件ヒアリング、要件定義
* お客様との定例(開発進捗報告など)
* 設計(要件から機能設計書の作成、詳細設計)
* 工程管理、工数見積
* 開発メンバーの工数管理(1人~2人)
* 現地作業(現地テスト、リリース)
* サーバー増強対応(サーバーやOS、ミドルウェア等の選定と発注)
* インフラ設計、構築(OS、ミドルウェアのインストールと設定、テスト)
* システム保守(ハードウェア、ソフトウェアの保守)
* 開発
* テスト
* 保守運用(障害対応、調査、チューニングなど)
* 現地作業(リリース作業、サーバー構築)
## 具体的な実績、取り組みなど。
### システムの全国展開対応を実施。
導入拠点数を500前後から全国3,000前後に増やすため、
サーバー増強と性能対策を実施し全国展開を達成。
サーバーは当初四台構成から十台まで増加対応を実施。
サーバーRedhad LinuxのOSインストールからミドルウェア、アプリケーションのインストール、バックアップの設定、物理的なケーブルの結線など全て行った。
性能対策は日々の業務で使用する直近のデータと、
分析業務で使用する分析用の長期間のデータを分けることでそれぞれの要件にあった性能を担保した。
これは使用するデータベースを分けることで分析時に直近データに負荷がかからないようにし、直近データーベースから分析データベースにデータを移すのはバッチ処理で行うようにした。
特に日々の業務で使用するデータについては性能が求められたため、
性能を担保するために不要なデータは持たない、検索性能を重視した設計開発を行った。
### 実績データダウンロード機能の性能対策
性能対策のため、日々の業務に影響が無い範囲でオンデマンド処理からバッチ処理への変更を実施。
オンデマンド処理ではタイムアウトしてしまう量であったため、Javaを用いたバッチ処理で事前集計を実施。
前日以前のデータであれば即座にダウンロードできるようにバッチ処理化を行った。
実績データは経営層も利用するためデータのため、不具合や間違いの内容に最新の注意を払って開発を行った。
深夜も使われるシステムであっためデータ集計に時間やサーバーリソースを使いすぎないようにバッチ処理の性能にも気を使い構築した。