弊社ではデータの取り扱いに関して以下の問題がありました。
- 分析するデータがプロダクトのデータに依存している
- 似たような依頼に対して似たような分析を行うことがある
- datastudioでダッシュボードを提供しても、定義が変わると各ダッシュボードのクエリを変更する必要がある
- 分析者、依頼者によって指標の定義がずれることがある
- データが分析しやすい粒度でBig Queryの中にあってもSQLのリテラシーに差があって分析できない人は時間がかかったり、そもそもデータ抽出ができない -> 依頼が分析チームに集中する
上記の問題に対してDWHの構築、Lookerの導入を推し進めることにしました。
進めていく中で感じた課題は立ち上がりのタイミングだとどうしてもLookMLを書く部分がボトルネック化すると感じています。ここに対してはLookMLを書ける人材を育成することで解消を試みています。
難しいと感じている点は、任意の期間で一度でも利用したユーザーをきれいに分析できるようにLookMLを書く点です。ここはnative derived tableを使った設計で綺麗に書けるようになったと感じています。
導入して2ヶ月ほどでPdMがデータを元に議論するようになり、リリースした機能の評価もダッシュボードをもとに議論できる状態を作ることができました。
また、Lookerだけではなくデータウェアハウスの構築もデータエンジニアと二人で進めました。
データウェアハウスとデータマートに位置するLookerの両方の面倒を見ることで、早いサイクルでLookerによるデータを見れる環境を提供できるようになりました。