新規事業開発では、チーム組成の段階でビジョンを作ることを最優先で行いました。
エンジニア組織においては、組織のゴール像や自分たちが大事にするコアバリュー、身につけたいスキル、欲しい人材、チーム体制やチームのルールなどを話し合って共有し、チームが同じ方向を向かうように意識して取り組みました。
ただし、後からジョインしたメンバーは策定のプロセスに入っていないため自分ごと化されていなかったり、都度メンバーに確認を促さないと形骸化していってしまうため、半期ごとにビジョンの振り返りを行い再設計するプロセスを取り入れて継続的に実施しました。
また、プロダクト開発においても同様にビジョン作成を行いました。
ただ、あるプロダクトでスピードを優先してビジョンを後回しにしてデザインや仕様策定を進めていったところ、何のための機能なのか目的がわからずエンジニアとビジネスで溝ができる状態となってしまいました。トレードオフスライダーを使ってみんなでワークして各自の考える優先順位を共有し合ったり、エンジニアとビジネスのマネージャーが入れ替わってメンバーと1on1をするなど、溝を埋める作業を行ったことで今度から同じことのないようにしようと、時間は掛かったもののチームビルディングを行いリリースすることが出来ました。
こうした経験から、同じ方向を向いて進んでいく状態を作ることは大事であると考えています。