### 概要
『楽待アプリ』と『楽待加盟店アプリ』を使って、不動産投資家と不動産会社がビデオ通話できるようにした。
### プロジェクトの目的
- 不動産投資家の支援
- 不動産会社の活動支援
### 成果
- 2020年6月度社長賞を受賞
- [プレスリリース](https://www.rakumachi.jp/news/column/261843)
### チーム構成
マネージャ2名、エンジニア5名、デザイナー1名
### 役割
アーキテクチャ設計と実装
### 時系列
#### 2020年4月
技術検証
1. 調査の視点
- ビデオ通話とはどういう技術で成り立ってきたのか。
- 現在主流な技術は何か。今後どのような技術が主流になりえるか。
- 当社のリソースを考慮した場合、どの技術を選択することが最適解になるか。
2. サンプルアプリ作成
20通りほどある実現手段のうち、Agora.ioのReact-Native用SDKを用いてサンプルアプリを実装した。
提案の結果
社長と何度か要件を突き合わせ、Agora.ioを採用することになった。
最終的な判断軸
A. アプリに組み込んでデモ通話を作ることができた。
B. 通話品質に対して料金が非常に安かった。
C. 拡張性に優れていて、不動産売買のオンライン契約に必要な要件を満たしていた。
#### 2020年5月
- バックエンドの実装
ビデオ通話を要求するリクエストを受け取り、楽待システムの認証を行うサービスを作成。また、通話の統計データを取得し、通話の成立をアプリケーション側で把握できるようにした。
- フロントエンドの実装(スマホアプリ)
要求仕様の各種機能と、通話状態のエラーハンドリングを実装。
具体的には、カメラon/off、マイクon/off、通信状態など。
#### 2020年6月
- リリース後の運用
マーケティング部にmetabaseというBIツールを用いて通話状況を把握できるメトリクスを提供した。
また、実際に使っていただいた不動産会社と不動産投資家にユーザヒアリングを実施した。
- KPT(振り返り)の実施
少なくともここ1年半はやっていなかった、プロジェクトの振り返りを部長に提案し、主催した。Keep(今後も続けること)、Problem(今後はやめること)、Try(今後挑戦すること)の3つに分けて意見を事前に集め、ファシリテートを主導した。