この会社の強みは組織だ、と言える開発組織の構築
現在所属している会社で、自分が1プレイヤーであることの無力を感じているためです。 現在の会社ではプレイヤーとして働いているのですが、これは前職で自分のマネージャーとしての自信を失い、一度1プレイヤーとして原点に立ち戻ろうと思ったためです。また、他の会社がどうやってマネージメント・組織運用しているかを勉強させてもらおうと思ったこともあります。 しかし、実際に転職して今の会社に入ってみるとその開発組織は前職よりはるかに問題のあるものでした。 事実上マネージメントという概念がなく、各々が好き勝手に仕事をしており、評価の仕組みは機能しておらず、半日寝ていても誰も気づかず誰も怒らないような環境でした。 そして、ここ5年間同じ会社にいたことで忘れていましたが、そういった組織はけして珍しくないのでした。実際、新卒で入った会社はこれに近い組織でした。 そのような環境なので、これはこれで改善しがいがあると思い、入社当初から以下のようなアクションを行いました。 1. TerraformのCICDの改善 2. 内製コードをやめて使えるOSSは利用する 3. 目標や成果コントロールできるチームの構築 しかし、部分的にうまく行ったものはあるものの結論から言えばほとんどうまくいきませんでした。 原因については何度も考え、様々な理由が浮かんでいるのですが、一言で言えば総体としてそのようなアクションは求められていなかったということだと思います。 そのような中で1プレイヤーとしての任された仕事のみを行っていて、自分ができればもっとよくできるのに、というシチュエーションを毎日目にするにつれだんだん苦しくなってきました。 自分にとって仕事はほぼ全てです。その中で自分の能力が発揮できないこと、事業への自分の貢献を実感できないことは非常に苦しかったです。 一方で、1プレイヤーとしてのみの仕事をするにつれ、自分のマネージメント能力や組織への貢献の力・組織のデザイン力が十分高い水準であることに気づきました。 前職で自信を失ったそれらの能力ですが、自分の至らないところはありつつも、求める水準が高すぎたり自分で何でも背負い込んだ結果、何もかもだめだと判断していたことがわかりました。 自分の最優先事項は変わらず組織(会社)への貢献です。そして、1プレイヤーとしての影響範囲の小ささなどを実感して、その最優先事項を最大効率で実現するには組織を設計・運用していくことが最善だと気づきました。そして、失ったそれらの実行への自信も現職での体験と、前職の同僚と会話することで自分の客観的な評価を得ることができ、この半年で回復しました。 ですので、今の目標は、事業成長に最大貢献する組織の構築、それを主導するエンジニアリングマネージャーです。 そして、そういった人材を求め、歓迎してくれる会社を探しています。 <!-- 今、マネージャーであることが非常に楽しいからです。 15歳で高専に入り約20年間、私はずっとトップ層のソフトウェアエンジニアでした。 なので1プレイヤーとしては高い成果を出せていたのですが、一方で私自身が自己研鑽で技術力を上げたこともあり、同僚と協力したりチームを束ねて成果を出すことはうまくいきませんでした。 それが、2022年後半頃からの意図せぬ経験(マネージメント能力の項目参照)から急激にチームで働くことへの理解が深まりました。同時にチームとしての成果も格段に出るようになり、実感を掴んでいます。 今、私はマネージャー・チームリーダーとしてチーム全体の成果を最大化することが非常に楽しいです。 10年以上ぶつかり続けた壁を突破しつつある実感があるためです。 また、1個人の能力では到底出せない大きな成果をチームでは出せることにも魅了されています。 一方で、現職ではチームの成果を事業目標・成果とうまく結びつけることができず、2年SREとして育てたメンバーが他チームに異動するなど存在意義を疑われています。実際、インフラ運用をかなり高効率化したため、3名以上のSREチームはこの会社では不要なのかもしれません。 そこで、現在の私の野望は、高い成果を追う強く持続性のあるチームの構築です。 具体的なアプローチとしては自身がプレイングマネージャーとして入り、スキルティーチングからアジャイル・スクラム方式の開発の導入・調整、事業目標からチーム目標・個人目標の設定、採用活動など良いチームを長く動かすためのアクションをやりたいと思っています。 現状、私は第一線のプレイヤーであるためコードを一切書かない働き方には不安がありますが、私自身がコードを書かなくてもいいチームができたら、将来的にはそういった働き方もありかもしれません。 15歳で高専に入学しソフトウェアからずっとソフトウェア開発をやってきた。 天才でも秀才でもなかった。努力家でもなかった。が、積み重ね続けることで同年代から見て偏差値65ぐらいの位置にずっといた。 なので、就職後も比較的うまくやれた。自分は才能があると思った。 しかし、そのせいでメンティーを育てたり良いチームメンバーであることは苦手だった。 2021年、マネージャーになったが、選ばれたというより一番年長であったため、というだけだった。 案の定、なかなかうまくいかなかった。 同じチームから3人目の退職者が出たとき、打ちひしがれて無力感に苛まれた一度退職しようと考えた。 その後引き止められ、一方でいつやめても会社に迷惑がかからないよう、新卒の1人へ自分の全知識・経験を伝えた。 しかし、そうし始めると思いかけず見えてくるものがあった。 同僚の一人に自分と同じ知識を求め、伝えることでチームの強度が今までと全く異なってきた。 スクラムマスター資格まで取ったのにまったくうまくいかなかったスクラム開発・アジャイル開発が徐々にうまくいくようになった。チームをマネージメントする感覚がつかめてきた。 現職でのチームマネージメントの経験は非常にうまく行っていた。しかし、一方で現職ではSREチームに規模が求められておらず、数年かけて運用を改善し続けたこともありギリギリ1人でも運用し続けられる状況になっている。その結果、2人しかいないSREチームは2つへ分割されることになってしまった(もう1名、同じチームの新卒を厚く育てたために同期の中で最も早く独立プレイヤーになってしまったのは今考えると皮肉だった)。 今、僕は20年ソフトウェア開発をしてきて突破できなかったチーム開発・組織での開発という壁をほぼ突破したと感じている。ただ、現職ではそれを続けることが難しく、独立プレイヤーに近い能力が求められている。 自分の今後のキャリアのため、なによりよりよい開発のために今はこのチーム開発についてさらに経験を積み試行錯誤を重ねて自分の中で再現性を確立したい。 転職ドラフトの仕様上、一度参加したドラフトを途中で辞退することができないため、こちらで事実上の辞退の意思を表明させてください。 まず、すでにこちらのレジュメへ目を通していただいた各社担当者様、せっかく見ていただいたにも関わらず一律辞退することになってしまいすみません。 せっかく時間を取って読んでいただいたのに申し訳なく思っています。 理由もなく上記のように書くのは不誠実だと思ったため、そう決断した背景を書かせてください。 僕が現職にいた理由のうちの1つが尊敬できる素晴らしい上司がいることでした。 その上司はエンジニアではなく僕らとのコミュニケーションで共通言語を使うことは苦手な一方、働くことの考え方やマネージメントの観点で非常に尊敬し、影響を受けた人物でした。 今回、離職をしようとする中でその上司に隠れて転職活動をすることがどうしてもできず、8/18に1on1で打ち明けてしまった結果(僕にとってはありがたいことに)忙しい中その日以降のほとんどの時間を使って僕が活躍できる場の模索や問題の探索をしていただきました。 それによって何らか具体的に解決したわけではなく、なんなら僕自身も問題を言語化・分解しきれておらずある意味では何も前進していないのですが、彼がそこまで信じられているなら、また僕が期待される成果を出せるようになる未来もあるかもしれない。そう思ったため、恥ずかしながらもう一度現職でトライさせていただくことにしました。 レジュメに書いていた課題感はまだまったく解決していなくて、ただ解決に向けて動き始めただけなのですが、その上司と話して今後3ヶ月~6ヶ月やってみてそれでもだめなら僕にとってより解決できる場所を探そう。8/25にそういう結論に至りました。 数ヶ月やるだけやってみて、やはりだめだとなれば改めて転職活動を再開しようと思います。この度はお時間を取ってここまで私のレジュメを読んでいただきありがとうございました。 --- 以下本来の文章 --- [タイトル] もっとハードなチームでエンジニアリングにより事業成長へ貢献したい 現在所属している会社で新規事業4つの立ち上げに関わり、既存の中核事業2つも含めてSREとしてその成長を支えてきました。 その経験は得難いもので、2社目まででなかった事業に貢献すること、自分の仕事が社会に与えている影響の実感、自己効力感を得ることができました。 しかし、その一方で僕の会社へのエンジニアリングによる貢献手段は徐々に減っていきました。 事業本部内の全インフラは2年前にすべてKubernetes化が完了し、インフラ起因の障害も半年に一度起こるかどうかです。事業特性上トラフィックは多くなく、安定性に対する脅威も高くありません。 さらなるインフラや開発環境の改善の案はいくらでもあるのですが現在の体制では各事業部の賛同なしには実行することができず、各事業部の代表者は「現在はシステムが必要十分に安定しており、開発速度も十分なのでさらなる改良は不要(追加投資しない)」という判断を行っています。 事業フェイズを考えれば妥当な意思決定ですが、そのために現在の私のチームは言ってしまえば良く作ったインフラをただ回すだけの状態になってしまっています。 反対に採用やマネージメントに係わる時間が増えたものの、成長実感は薄く自分の得意でないことをやっている感がついに拭えませんでした。採用は主体的に進めるのはエンジニアリングとの両立が厳しく、マネージメントは好きではあるものの今の自分の能力で責任を持てると言えるのは1チーム(3~7名)がせいぜいだとわかりました。 そんなことをしているうちにエンジニアリングで事業に貢献する喜びが薄れ、趣味で始めた3Dプリンタやプラモデル作成、サンデープログラミングなどでエンジニアリングの喜びを満たしている状態です。 ただ、自分のエンジニアリングの能力には自信があり、もっとハードでコミットメントが求められる職場、もっと事業成長へ貢献できる事業・会社があるはずだと思っています。 そこで、今後の野望はエンジニアリングによる事業成長への貢献です。 採用もマネージメントも別に嫌ではなくそれが必要なタイミングで僕が適任であれば行っていきますが、自分の強みを最大限活かせるのはやはりエンジニアリングで事業に貢献しているときだと思います。 なのでSRE領域やAPI・基盤領域で優秀なエンジニアを求めている会社を探しています。 2022/08/14時点に書いていたやつ SREの必要性の高い事業部で 中長期的に成果を最大化できる基盤(SRE)チームを 協力して作り上げたい # 「中長期的に成果を最大化できる基盤(SRE)チームを」の部分 現在の会社ではSREチームを3年間率いて事業部横断的なインフラ構築・改善を行いました。 その中で社内に認められる高い成果は出たものの、一方でSREチームの中長期的なビジョンに欠け短期的な成果をメンバーに求めた結果、チームにメンバーが定着しませんでした。高い成果を出した直後に燃え尽きてしまったり、中長期的にはこうするべきではという意見をうまく取り込めなかったのです。 現在の会社では成果の方向性が短期に向きやすい性質があり、SREチームもそれに引きづられてしまいました。その結果、 - インフラ担当(SRE)が退職する - → アーキテクチャが老朽化する - → 新たに雇われたSREがアーキテクチャを改善する - → 称賛される - → 継続的な改善を行うがわかりやすい成果が見えないため評価されない - → SREが退職する(先頭に戻る) といったマッチポンプが発生しています。 そこで、表面的ではない、本質的な成果を最大化するために**中長期的に成果を最大化できる基盤(SRE)チームを**作りたいと思っています。 # 「協力して作り上げたい」の部分 僕のチームビルディングは失敗の連続です。 失敗を繰り返すことで、過去に発生したことと同様の事例は起こらないように学べました。 ただ、今以上に高い成果を出すためにはより良いチームの構築は必要不可欠だとも思っていて、一方で現在の職場ではそのための経験に限界を感じています。新たに所属する会社では良いチームのあり方を周囲から学び、**協力して作り上げたい**です。ゆくゆくはそういった良いチーム構築の体現者になりたいと思っています。 # 「SREの必要性の高い事業部で」の部分 現在の会社は現在所属する会社は年間売上50億, 開発メンバー20人前後の組織なのですが、事業の核がソフトウェアではなく広告や営業、SEOなどを中心に成り立っています。それ自体は問題ないのですが、事業の性質のために売上規模に対してシステムがシンプルで負荷も低いです。また、SREチームでは開発チームへAWSやterraformなどのスキルトランスファーをしたりインフラをすべてIaC化したりCICDでterraformを安全化したりもしました。その結果、低難易度のインフラ運用 x インフラ運用を自走できる開発チームが揃ってしまい、インフラやSREとして高いスキルを持つ自分の存在価値が低くなってしまいました。 そこで、**SREの必要性の高い事業部**、つまり基盤・SREの必要性が高く成長速度の早い(=難易度の高い)ミドル以上のベンチャーなら自分のスキルや指向性がマッチするのではないかと思っています。 -->
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