海外子会社2社でCTOとしてエンジニア全体のマネージメントを行っています。
会社としては2年前にできたものが1社、就任後に買収した会社が1社という状況で、どちらも最終的なアウトプットされるものの品質に問題を抱えており、その問題を解消した上で日本側のチームと一丸となってプロダクトを開発できる状況にする。
グループ内でプロダクト品質という言葉の意味を再度定義し、何を改善する必要があるのか?という認識を全体で共有し、各チームで足りていなかった取り組みをリストアップし、そのリストを元にステップを設計して徐々に改善した。
また、2社の採用活動全てに携わり、プロダクトの計画達成に必要な人員計画を達成するために現地の人材紹介会社とのコネクション作りや採用メディアへの出稿、書類審査から面接まで一通りの業務を行った。
エンジニアとの評価面談なども行っており、昇給額の決定から次回のミッション決定まで広く関わっています。
グループ内でのベトナム組織のプレゼンスは着実にあがっており、既に本社で提供しているサービスの開発にとってなくてはならない存在になっており、設立当初の方向性が見えない状態から組織を大きく改善したとして2018年下半期の開発部門MVPを受賞。
日本側のプロジェクト横断チームのメンバーマネージメント
運用・インフラ・フロントエンドといった組織内での絶対数が少なく評価の難しいメンバーの評価指標の構築。各分野のエキスパートが所属するチームのリソースを適切に管理し、メンバーが最大のパフォーマンスを発揮できる環境を整える。
能力はあるが、適切なアウトプットを出力できないメンバーのアウトプットの改善。
運用・インフラ・フロントエンドのメンバーに対して適切な評価が出来る人材が組織内に不在だった為、各メンバーと協力し評価の為の指標とそれに伴った目標を定義した。メンバーもそのようなマネージメントを受けた経験が少なく、最初は視点がぼやけたものも多かったが対話の中でピントをあわせていき、最終的にはお互いが納得できるレベルに落とし込むことができた。
自身がベトナムと日本を往復しながら業務を行っているため、細かいマネージメントを行うリソースがないため、メンバーと大きな目標を共有しそれを達成する為にはどのようなアクションが必要なのかを各メンバーと話し合い実行して貰った。
適切なアウトプットが行えないメンバーに対しては、現在抱えている作業の棚卸しを行い「やること」と「やならないこと」を明確にすることでこちらの求めていることと、メンバーのアクションの方針を一致させて解決した。
日本本社のCTOとして15名のマネージメント。
子会社も含めて全体で50名程度のエンジニアのマネージメントを行っています。
数年間CTOが不在であり、エンジニアのマネージメントを非エンジニアが行っていた事により、ビジネス面に関しては成長したがエンジニアリング方面の成長が停滞してしまったり、各プロダクトの部署にエンジニアが所属していることにより社内でエンジニアの流動性が下がっていたので、その状況を打開することがミッション。
エンジニアのトップポジションが不在であったことから、各プロダクトの部署にエンジニアが所属している形式だったが、開発部門を立ち上げ直しエンジニアを開発部所属の状態にまとめマネジメントの一元化と各プロダクト間でのエンジニアの流動性を確保した。各プロジェクトのマネージャーや注力対象のエンジニアとは一定期間ごとに面談を行い、お互いに必要だと思われるアクションプランなどを話し合い、少しずつでも成長していくための手助けを行った。
プロダクトに対する貢献だけが評価される評価指標から、プロダクトへの貢献と組織全体への貢献が評価される形式への評価制度を切り替えたことでプロジェクトマネージメントを行うエンジニアのほうが評価されやすい状態から、技術的な貢献を行うエンジニアも評価される状態を構築することができた。
CTO独立以前からマネージメントに関わってきたが、諸々の改善を行ってきた結果ここ数年でのエンジニア離職は家庭の事情でエンジニアを続けられなかった1名だけに抑えられている。