ID:16487さん

Salesforce Platformと基幹サーバ(オンプレ)をセキュアにデータ連携するためのシステム開発を行いました。 そのプロジェクトでは以下のような課題がありました。 ・元々基幹サーバのマスタデータをスケジュールバッチでSalesforceに連携し取り込んでいたが、データ量が増え過ぎたため日次での連携もままならなくなっていた。 ・連携に時間がかかり過ぎるため、現場のユーザが鮮度の高いデータにアクセスできなくなり、不満が出ていた。 ・基幹サーバは機密情報を扱うため、外部公開を禁止している。 その課題に対し、以下の対応を行いました。 ・基幹システムとSalesforceを繋ぐ中間サーバ(オンプレ)を作成した。 ・中間サーバを外部公開し、SalesforceからAPI連携により基幹システムの情報を確認できるようにしました。 ・中間サーバの機能はGolangで作成し、k8sで動くようにしました。 ・Salesforceと中間サーバの通信は絶対に外部からアクセスできないようにセキュリティを考慮し実装しました。 　(API専用ユーザ、IPアドレス制限、独自のシグネチャ実装など) ・Salesforce開発者のため、上記の仕組みを簡単に呼び出すためのApex用ライブラリを作成しました。 　インターフェースは標準のHTTPRequestクラスに可能な限り揃え、該当組織に対する経験の浅い開発者にもわかりやすいように配慮しました。 ・上記ライブラリを呼び出し、基幹サーバを連携を行うためのサンプルアプリケーションをLWCおよびフローで作成しました。 この対応を行うことで、ユーザが必要な情報だけをリアルタイムかつセキュアに取得できるようになり現場の業務改善に繋がりました。 現在はこのライブラリを他社でも活用できるようにAppExchange化を検討中です。

Web系自社開発アプリの保守・新機能追加の支援を行いました。 そのプロジェクトは会員サイト、企業向け分析・プロモーションサイト、会員情報管理サイト、公開用APIなど複数のプロダクトが存在しました。 使用しているフレームワークはプロダクト毎にばらつきがあり、「Java＋Maven+springboot＋glassfish」「Java+gradle+springboot+jetty」「C#+MVCframework+iBatis+IIS」などを使用していました。 そのプロジェクトでは以下のような作業を行いました。 ・問題点の一つにテストコードは存在するが、特定の環境でしか全て流れないというものがありました。 私はその原因を解明しJavaプロダクトについてgithub+CircleCI、 C#プロダクトについてvstsを用いてCI環境の構築を行い、developブランチへマージと同時に自動でテスト確認できるように改善しました。 ・手動で行っていたe2eテストをselenium(nightwatch)+dockerを用いて自動化しました。 ツールについてはいずれも業務では初利用でしたが、キャッチアップし実装を行うことができました。 ・開発環境のインフラ情報が一か所にまとまっておらず、部分的なものしか無かったため各サーバーやアプリの設定ファイルを追い、インフラのまとめ資料を作成しました。 構成図についてはPlantUMLを利用しました。 ・手動での事務作業が複数あったのでNode.js+seleniumで自動化、ExcelはVBAを利用した自動化を行い毎日5分程度かかっていた作業が数十秒で行えるよう改善しました。

社内開発の独自パッケージを用いた新規開発案件でした。 年に1度のペースで3度開発を行い、7～8カ月の期間で要件定義～納品までを行っていました。 処理の内容としては、外部システムから送られてくる成績テストの結果を集計し、順位や強み・弱みなどの情報をまとめたレポートをPDF作成するものでした。 そのプロジェクトでは以下のような作業を行いました。 ・要件定義としてお客様からの聞き取りを行い、Excel・パワーポイントにまとめ資料化し、見積書の作成を行いました。 ・要件確定後は開発担当者を割り振った、詳細WBSをExcelで作成しました。 ・設計書の作成を行い、開発担当者への説明と成果物のレビューを行いました。 ・インフラ構築用の手順書をExcelで作成しました。 ・運用手順書をExcelで作成しました。 その案件で難しかったこと、改善したこと ・3度の開発を行い、ある程度似通ったシステムの開発だったのですが作業メンバーが固定化されていなかったため、都度業務全体の説明、パッケージの仕様説明が必要でした。 メンバーに対して口頭での説明が必要だった箇所は、都度開発者用資料を更新し口頭での説明時間を減らしました。