あらかじめ定めた目標へ一直線に進むのではなく、出会う他者との関係の中で「したいこと」を更新し続けられる人でありたい。
私は都内の進学校から、なぜか芸術大学に進み、気づけば台湾で暮らしています。今のこの状態は、あらかじめ思い描いていた将来像から逆算されたものではなく、人生の折々で出会った他者に影響を受け、その都度それまで考えもしなかったことを考えるようになった結果にすぎません。 私は、自分の中に一貫してぶれない「本当の自分」や「本当にやりたいこと」があるとは思っていませんし、これからもそういうものを持つことはないだろうと思っています。将来、いつ、どんな形で、どんな他者に出会い、その結果自分が何を考えるようになるかは、あらかじめ予測できません。だから私にとって「何がしたいか」という問いは、常に出会いの後にやってくるものであり、先に立てて逆算するようなものではないと考えています。 こう考えると、私にとってのキャリアビジョンは、特定の職業や肩書きに向かって直線的に進むことではなく、これからも他者との関係に自分を開き続け、そのつど自分の考えやしたいことが更新されていく状態そのものを保ち続けることだと思います。今回このような形で転職活動をしていること自体、そうした考え方の延長線上にあります。 具体的には、次のようなことを大切にしたいと考えています。 - 一つの職種・領域に閉じず、エンジニアリング、プロダクトマネジメント、研究、執筆など、これまで越境しながら得てきた経験を活かせる環境に身を置き続けること - 自分とは異なる専門性や価値観を持つ他者と、継続的に協働する機会があること - そうした出会いの中で新たに芽生えた関心や課題意識を、実際に手を動かしてかたちにしていくこと
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