【プロジェクト概要・役割】
約1,800名の全社員への展開を見据えたGitHub Enterprise Cloud(Enterprise Managed Users)の全社導入・運用に、メインメンバー3名の一人として参画。現在は導入・移行段階で、約400名が利用し、5 Organization、約300 Repositoryを運用している。私はGitHub Enterprise Cloudの設計・運用方針の検討を主体的に担当し、Enterprise/Organization/Repository/Teamの構成、権限設計、ライセンス付与方法、Microsoft Entra IDとの認証・ID連携、GitHub Copilotの利用ルールなど、全社利用を前提とした各種ルールの策定・標準化を進めている。
【課題】
導入以前はGitHubを利用しておらず、ソースコードをOneDrive等で管理していたほか、開発案件ごとに利用するPCや開発環境が異なっていた。そのため、コード管理や開発環境を標準化し、GitHubおよびGitHub Copilotを活用できる共通の開発基盤を整備することが課題となっていた。また、自身も着任当初はGitHub Enterprise Cloudに関する知見が十分ではない一方、自身が検討した内容が約1,800名を対象とする全社共通ルールにつながるため、短期間で知識を習得しつつ、将来的な利用拡大を想定して慎重に設計する必要があった。
【取り組み・工夫】
GitHub公式ドキュメントを中心に仕様やベストプラクティスを調査し、生成AIも活用して論点整理や設計案の比較・検討を実施。その上で、Microsoftや富士通の有識者に設計案や懸念点を確認し、得られた意見を踏まえて修正した案を上司に提示して承認を得る流れで意思決定を進めた。特に、Enterprise/Organizationの構成、Organizationの分割単位、Repository作成ルール、Team構成、Owner・Maintainer・Member等の権限、ライセンス付与方法、Entra IDとの連携方式などについて、セキュリティ、運用負荷、利用者の利便性、将来の利用拡大を考慮してルール化した。また、GitHub Copilotについても約400名へのライセンス配布に加え、利用ガイドラインや手順書の作成、コスト管理を担当し、安全かつ円滑に利用できる環境整備を進めている。
【成果】
GitHubを利用していなかった環境から、現在約400名、5 Organization、約300 Repositoryが利用するGitHub Enterprise Cloud環境まで展開し、従来OneDrive等で行われていたコード管理からGitHubを中心とした管理への移行・標準化を推進している。また、GitHub Copilotについても約400名まで利用を拡大した。今後の約1,800名への全社展開を見据え、利用者の増加に対応できるEnterprise/Organization構成、権限管理、ライセンス管理、認証・ID連携、利用ルールなどの基盤を整備し、GitHubおよび生成AIを活用した全社共通の開発環境構築に取り組んでいる。