### 概要
AWS既存環境を別アカウントへ同一コピーするプロジェクトを担当。
既存アカウントで稼働中のインフラをTerraformでコード化し、他アカウントへの再現構築を容易にした。
顧客がAWSに詳しくなくても再利用可能なドキュメントを整備し、継続的に同一環境を複数アカウントへ展開できる仕組みを構築。
### 規模
1名
### 役職
システムエンジニア
### 担当
- 既存AWS環境の構成情報の収集(VPC、EC2、RDS、S3、Route53、ALB、CloudFront など)
- TerraformによるIaC化(コード化とモジュール設計)
- terraform plan、applyによる別アカウントでの同一環境構築検証
- 顧客用ドキュメント・再利用手順書の作成
### 環境
- **インフラ**:AWS(VPC, EC2, S3, ALB, RDS, CloudFront, Route53)
- **構成管理**:Terraform
- **言語**:HCL
### 課題
- 既存環境のコピーを手動構築でおこなったときの再現性が担保できるか疑問
- CIDRやドメインなど環境依存の設定値が各所に分散していた
- 顧客がAWSに明るくないため、再構築手順の属人化リスクが高かった
### 成果
- Terraformによる完全コード化を実現し、同一構成を短時間で複製可能に
- `variables.tf` にCIDR・ドメイン名・環境名などを集約し、他アカウント展開時はこのファイルのみ修正で対応可能に
- 各AWSサービスをモジュール化(VPC・EC2・S3・ALBなど)し、再利用性と保守性を向上
- AWS初心者でも構築可能な手順書を作成し、顧客側での再現構築を容易にした
### 工夫した点
- **モジュール構成の統一**:`modules/` 以下に各サービスを分離し、`main.tf` で呼び出す構造とすることで可読性を確保
- **環境変数の一元管理**:`variables.tf` への集約により、アカウント差分を最小化し、再構築コストを削減
- **ドキュメント整備**:非エンジニアでも構築可能な「AWS構築手順書」「Terraform実行マニュアル」を作成