ID:78829さん

### プロジェクト概要 Spring Boot + Thymeleaf で構築した家計簿管理Webアプリです。ユーザーごとに収支を管理し、月単位で日別の支出をカレンダー形式で一覧できる機能を提供しています。 個人開発として設計・実装・デプロイまで一貫して対応しました。 ### チーム情報 - 個人開発（1人） - 要件定義～UI設計、開発・運用まで一貫して担当 ### 担当工程 - 要件定義・UI設計 - エンティティ設計、DB設計（PostgreSQL） - 実装（CRUD操作、バリデーション、セキュリティ対応） - Dockerでのローカル開発環境構築 - Herokuへのデプロイ ### 開発・実装内容①：認可・セキュリティ対応 【概要】 ログインしたユーザーのデータのみを表示し、他ユーザーのデータは閲覧・操作できないよう制御。 【課題・問題点】 ログイン機能は用意できたが、認可設定が不十分だと不正に他人のデータにアクセスできてしまう危険があった。 【打ち手・使用した技術】 - Spring Securityを導入し、パスごとのアクセス制御を設定 - `@AuthenticationPrincipal` を活用し、ログインユーザー情報をDBクエリに連携 - パスワードは `BCryptPasswordEncoder` によってハッシュ化して保存 → 最低限のセキュリティ要件を満たしたうえで、実運用を想定した構成に仕上げました。 ### 開発・実装内容②：Dockerによるローカル開発環境構築 【概要】 アプリケーションのローカル実行環境をDockerで統一。OSやPC環境の違いに左右されず、再現性のある開発が可能に。 【課題・問題点】 環境構築の手順が多く、JavaやPostgreSQLのバージョン違いで動作不良が起こるリスクがあった。 特に、後から再現したいときや他人に渡す場面で、手順漏れや環境差異の問題が発生しやすいと感じた。 【打ち手・使用した技術】 - アプリケーション側には `Dockerfile` を用意して、JAR実行型のSpring Bootアプリを構築 - `compose.yaml` を使って、アプリとPostgreSQLを同時に起動可能な環境を定義 - `.env` ファイルでDB接続情報などを一元管理し、開発と本番で設定を切り替えやすくした 環境構築にかかる時間を削減し、トラブル時の原因切り分けも容易に。再現性と可搬性の高い構成を実現しました。 ### 工夫した点（その他） - 実際に日常で使うことを想定し、使いやすさ・わかりやすさを意識したUI/UX改善を随時実施（例：入力補完、日付の自動入力、画面遷移の明確化） - エラー発生時には原因が分かりやすいようにエラーメッセージや例外ハンドリング処理を整備 ### 学んだこと - WebアプリのMVC構造全体の流れ - Spring SecurityやPasswordEncoderの仕組み - GitHub管理とREADMEによる情報整理の重要性 ### アウトプット - GitHub：[https://github.com/ktr0203ozeken](https://github.com/ktr0203ozeken) - Qiita（Dockerやセキュリティに関する技術記事）：[https://qiita.com/ktr0203ozeken](https://qiita.com/ktr0203ozeken)