ID:78742さん

## プロジェクト概要 古いパッケージ会計システムのパフォーマンス向上を目的とした新会計システムの基本設計に従事し、設計品質向上とスケジュール短縮に貢献しました。 ## 役割・体制 ### 自身のポジションと役割 - 協力会社のエンジニアとして、基本設計フェーズに参加し、レビューの効率化と設計品質向上を目的とした設計レビューと基本設計を担当しました。 - 具体的には、レビュアーにレビューを依頼する前段階として、自ら設計内容の事前レビューを行い、設計の漏れや誤りを発見し修正コストの低減に寄与しました。 - また、設計内容を関係者に分かりやすく伝えるために、SQL文や帳票設計のポイントを文章やイメージ図で表現し、レビューの理解度と効率化を図りました。 ### チーム規模と構成 - チームはエンジニア8名（うちレビュアー2名）で構成されています。 - 自社チームからは4名のメンバーと連携し、自社チームリーダーとして設計レビューの前段階で自ら内容の確認と調整を行いました。 ## 背景・課題 - 旧システムのパフォーマンス低下と老朽化により、システムの刷新が急務となっていました。 - 新しい会計システムの設計段階においても、複雑な帳票やSQLの詳細を全て伝える時間が限られていたため、効率的かつ的確な設計レビューが求められました。 - しかし、レビュアーは実質一人であったため、設計内容を一度に伝える必要があり、情報の抜けや誤解による設計不備のリスクが存在していました。 - さらに、設計段階での修正や修正漏れが後工程に影響を及ぼすため、早期の指摘と修正が必須でした。 ## 実際の取り組み ### 開発環境 - 設計段階では、SQLの具体的なレコードイメージや帳票のレイアウトを、文章や図解によって表現しました。 - これにより、設計内容の理解度を高め、レビュー時間の短縮を実現するとともに、後工程の詳細設計においてもスムーズな引き継ぎを可能にしました。 - 設計資料には、複雑な帳票やCRUD操作のイメージを添付し、レビュアーに具体的なイメージを伝える工夫を行いました。 ### 設計・改善内容 - レビュアーに渡す前に、自らが指摘事項を洗い出し、関連資料や図解にまとめることでレビューの効率化と設計の抜け漏れ防止を実現しました。 - 初回のレビューでは、指摘事項を自社チームに展開し、その内容を共有・改善することで、同じ指摘の再発防止に努めました。 - この取り組みにより、設計完了までの期限を従来より約20%短縮し、チーム全体のスケジュール前倒しに寄与しました。 - また、複雑なSQL操作の理解促進と誤解防止のため、レコードイメージを具体的な例とともに図示し、レビュアーに理解を促しました。 ### その他アピールポイント - 設計段階での相互レビューの仕組みを整備し、クロスレビューの実施により設計の品質向上と抜け漏れの防止に貢献しました。 - さらに、顧客側にも設計方針や帳票イメージを積極的に共有し、顧客からの問い合わせや仕様変更の工数を削減し、スピーディな意思決定を支援しました。 - 設計品質の向上とスケジュール短縮により、プロジェクトの早期完了とコスト削減に貢献しました。 ## 成果・価値 - 自身の取り組みと工夫により、機能設計の完了期限を従来より約1週間短縮し、チーム全体のスケジュールを約1週間前倒しで進めることに成功しました。 - 設計段階での事前レビューとイメージ共有により、設計不備の早期発見と修正が促進され、後工程の修正コストを大幅に削減しました。 - さらに、顧客からの問い合わせや仕様変更に対する対応時間を短縮し、顧客満足度の向上とともに、プロジェクトの円滑な進行に寄与しました。