ゼネラリストのスペシャリスト
私が3年後に目指しているのは、単なる「何でも屋」や「いろんなことを知ってる博識な人」ではなく、技術と組織の両面に深い知見を持ち、状況に応じて最適解を導き出せる「ゼネラリストのスペシャリスト」です。 私はこれまで、製造業の現場において操業技術者として設備自動化などを推進し、現場の作業員の知見を形にすることで生産性向上を実現してきました。また、ITエンジニアとしては、フロントエンド、バックエンド、インフラと技術領域を限定せず自ら手を動かし、プロジェクトのリーダーも務めるなどして、プロダクトの全体像を把握しながら開発を進めてきました。さらに採用のリードや、プロダクトにおける顧客体験や価値の言語化と浸透など、技術以外の領域にも積極的に踏み込んできました。これらの経験を活かし、以下の3つを実現したいと考えています。 ## 1. 組織と技術を両立させ、挑戦が促進できる環境を構築する 私は、優れた技術だけでは持続的にプロダクトを成長させることはできず、それを活かす組織と仕組みが不可欠であると考えています。これまで、エンジニア採用を牽引し、面談フローや評価基準の整備を通じて、現場の声を反映した仕組みづくりに取り組んできました。今後もこの経験を発展させ、技術的な意思決定と人材の成長支援を両立させる環境を自ら設計し、チームメンバーが安心して挑戦できる土壌を作っていきたいです。 ## 2. 現場現物と徹底的に向き合い、ユーザーが期待する以上の価値を提供するプロダクトを成功させる 技術的に正しいだけではユーザーにとって本当の価値があるとは限らないと考えています。私は、製造業の現場で作業員の暗黙知を言語化し、設備自動化を進めた経験から、現場現物を徹底的に理解する重要性を学びました。ITの分野においても、ユーザーと直接対話し、机上の空論に終始するのではなく、実際に利用されるシーンを想像しながら設計・開発を進めてきました。今後もドメインを問わず、課題の本質に触れるために現場に足を運び、ユーザーと同じ目線で課題を把握していきたいです。そして、ユーザーの想定を一歩越える形で付加価値を生み出すプロダクトを提供していきたいです。 ## 3. 幅広い技術と多角的な視点を備え、最適解を導く力を磨き続ける プロダクトに関わる技術領域は年々広がり、単一の専門分野で完結することはほとんどないと考えています。私はこれまで、フルスタックエンジニアとして各層を自分の手で構築してきた経験を活かしつつ、CI/CDの自動化やインフラ設計、セキュリティの考慮まで含めた包括的な技術力を身につけてきました。しかし、これで十分だと考えていません。むしろ、勉強し続けて、引き出しを増やすことが、組織の技術選定に柔軟性をもたらし、最適解を選べる基盤になると考えています。 加えて、技術だけでなく、顧客体験の言語化や社内への浸透を推進した経験を踏まえ、エンジニアの視点にとどまらず、経営、ビジネス、ユーザー、現場といった多様な立場から課題を捉えられる人材でありたいと考えています。この視点の多様さが、複雑化する問題に対しても解決策を見出す力につながると考えています。 これらの取り組みを通じて、「ゼネラリストのスペシャリスト」として、技術と組織を結びつけ、ユーザーの期待をいい意味で裏切るエンジニアを目指したいです。
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