## 職務経歴:半導体製造装置の点検自動化システム導入プロジェクト
### プロジェクト概要
半導体製造装置の日常点検における**工数削減**および**データ管理のシステム化**を目的とした、IoT機器とAI(ディープラーニング)を用いた点検自動化システムの開発・導入。
* **期間**:2023年6月 〜 2025年7月(2年間)
* **役割**:サブリーダー(チーム全5名)
* **担当フェーズ**:要件定義 / 基本設計 / 詳細設計 / 開発 / 導入 / 運用保守
* **主要技術**:
* **言語・フレームワーク**:Python, C#
* **OS・ハードウェア**:Windows, Raspberry Pi OS, Raspberry Pi, 3D CAD(治具設計)
* **画像処理・AI**:OpenCV, Neural Network Console
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### 担当業務
サブリーダーとして、ソフトウェア・ハードウェア・現場調整まで一気通貫でシステム導入をトータルに推進。
1. **システム開発・AI設計**
* Raspberry Piを用いた撮像ソフトウェアの作成
* 計器(7セグメント表示器)の数値を自動認識・データ化するAI解析システムの設計・開発・テスト
2. **現場導入・インフラ調整**
* 現場への設置計画策定、設置時の指示出し、機器の購入計画、工事依頼の主導
* 3D CADを用いた専用治具の設計および3Dプリンタによる実機作成・導入
3. **運用保守**
* 導入後の安定稼働に向けた継続的なメンテナンスとトラブル対応
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### 課題・工夫・成果
#### 課題
* **物理的工数と安全リスク**:日常点検のたびにエンジニアが階下へ往復する負担や、狭所作業に伴う事故リスクの存在。
* **精度の壁**:カメラ画像から7セグ表示の数値を自動読み取りする際、実運用に耐えうる「誤認識のない高精度」の確保が必須。
#### 工夫したこと
* **フェイルセーフなAI設計**:数字以外のイレギュラーな文字表示を検知した際、誤数値を確定させず「異常」として出力するロジックを学習データ(Neural Network Console)に組み込み、システムの信頼性を担保。
* **効率的なデータ前処理**:画像の切り出しと判定結果のファイル名反映を自動化する仕組みを構築。学習前のラベリング作業を大幅に簡易化し、開発スピードを加速。
#### 成果・実績
* **誤検知率0%の達成**:9台の表示器の数値化処理において「誤検知率0%」を維持し、極めて安定した稼働を実現。
* **工数削減と安全性向上**:人の移動工数およびデータ管理工数を大幅に削減。また、狭所作業を完全に排除したことで、現場の安全衛生向上に大きく貢献。
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### 振り返り
ハードウェア(カメラ・Raspberry Pi)とソフトウェア(AI画像認識)を、泥臭い現場の制約にアジャストさせることで「スマートファクトリー化」を成功させた貴重な経験となりました。現場の物理挙動や制約を理解し、それをシステムに落とし込む設計力を大きく磨くことができました。