<問題>宝塚市のPJでは標準的な町村部と比較して45倍の人月で請負されていたにも関わらず4ヶ月進捗がなかった。その主要因としては道路などの関係機関の無理な設計案への固執、上司が鬱病治療中により意思決定が困難であったこと、他解析・設計技術者の稼働率超過に伴う不在であった。
<対策>
道路部門の実務担当責任者に根回しを行い、ガス/NTT/下水道/道路などの関係者一同の合同協議を行った。
アサイン後は自らの裁量でプロジェクトを進めた。材料メーカーへのヒアリングによる必要知識の習得、発注者への2週間に数回の密な連絡による信頼感の獲得を行なった後で、スケジュールの再調整および要望のヒアリングを行なった。
作業の正確性、生産性を高めるために自動化したり、リスクを考慮した解析手順を採用した。例えば数量計算では従来はCADの作図データを目視で数えていたところを、Excelでデータ集計を自動で実施できるように手法を考案してチームメンバーに周知した。
<結果>
1.施工フローが大幅に改善され合意を取り付けたことでPJが再会した。またスケジュールの再調整も行い納期を7ヶ月延長した。
2. 工事による影響のおそれのある家屋330戸から更に高リスク家屋20戸を抽出、事前通知を行った。その結果地域住民からのクレーム発生は0件で発注者より感謝された。また、施工費負担・材料コストを併せて当初計画比40%の削減を行えた。
3. 急な仕様変更要求にも効率的に応じることができた結果、初回よりも変更時の作業は1/2の期間で終了させた。