## プロジェクト経験
### 3Dセキュア決済機能の導入(飲食注文プラットフォーム)
| 項目 | 内容 |
|------------|----------------------------------------------------------------------|
| **期間** | 2024/08 – 2024/11 |
| **体制** | PM 1名 / バックエンドエンジニア 1名 / フルスタックエンジニア(私)1名 |
| **役割** | バックエンド・フロント実装/設計リード/QAプロセス整備 |
---
### 概要
ブランドの大規模導入に伴い、既存のオンライン注文プラットフォームに EMV 3-D Secure 2.0 対応の決済機能を追加。
セキュリティ強化、不正利用の抑止、チャージバックリスクの軽減、UX 向上を目的とした決済フロー全体の刷新プロジェクト。
---
### 主な成果・工夫
- **設計リード・仕様策定**
- 要件定義〜画面・DB設計・フロー図・API仕様をドキュメント化し、全体の設計方針をリード。
- **セキュリティ強化**
- 決済代行サービスの認証結果とエラーコードを組み合わせて詳細分類し、不正検知・自動ロックロジックを設計。
- エラー内容に応じてユーザー再試行の可否を制御し、UXとリスク低減のバランスを実現。
- **多重決済の防止**
- 定期バッチとユーザー操作の競合による二重請求を排除するロック機構を導入。
- 同一決済IDに対する重複処理のチェックを非同期処理に組み込み、安定稼働を実現。
- **非同期決済フローの構築**
- 従来の同期型決済を非同期フローへ置き換え。Web UIとサーバー両方で決済結果を受け取れる構成を設計。
- 認証画面の表示有無を動的に判断し、決済途中の離脱にも対応。
- **ブランド単位の機能切替**
- 管理画面・DB・設定情報により、ブランドごとに3Dセキュア対応をON/OFF切り替え可能な設計を導入。
- **共通化による保守性向上**
- 注文種別ごとに存在していた決済処理を共通ロジック化し、開発・保守工数を削減。
- **運用監視・CS支援の強化**
- 決済処理の整合性エラーに対する自動アラートと詳細ログを実装し、サポート対応を迅速化。
- **テストとQA効率化**
- 結合テスト表を整備し、開発段階でのバグ発見を促進。手戻りと修正工数を削減。
- 認証結果のパターン別テストケースを自動化し、CIに統合。