IBは、「保険の請求もれをなくす」をミッションとするFinTechスタートアップ企業です。
請求できる保険に気づくためのスマホアプリ「保険簿」を開発・提供しています。
=================================================================================
<<当社が解決を目指す課題「保険の請求もれ」について>>
「保険の請求もれ」とは、せっかく負担を減らすために加入した保険が使えることに気づけず、負担軽減の機会を逃してしまう社会課題です。
保険は、請求しないと支払われません。
しかし、加入している保険を把握できていなかったり、自分で請求できない状態になった時に家族が知らなかったり、証券を読んでも理解が難しかったり、
管理や知識の問題で請求ができていない実態が多くあります。
日本は、生命保険だけでも世帯加入率が【89.8%】の超保険大国です。
(2021年公益財団法人生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」)
国民1人当たりの契約件数平均は6件にもなり、生命保険市場32兆円、損害保険市場13兆円の計45兆円の巨大市場です。
(国内保険契約件数÷生産年齢人口)
当社で実施したアンケートでは、比較的金融リテラシーが高い層に実施したアンケートにも関わらず
35%もの人が加入している保険を「あまり把握できていない」「全く把握できていない」という結果でした。
(30代~40代の世帯年収1000万円前後を中心に実施、n=60)
加入している保険会社名すら自信がないという人も少数ではない実態です。
これでは、いざという時に請求できる保険に気づけず、負担を減らすために加入した保険を、ただの負担にしてしまいます。
45兆円もの規模をもつ巨大市場でのその潜在的損失額を当社では1.6兆円は発生しているのではないかと推計しています。
このような現状は、現在の管理方法と保険の特性が影響しています。
多くの保険加入者は、紙(=保険証券書)かマイページで保険を管理していますが、
どちらも「管理・把握のしやすさ」に課題があります。
保険は加入後長く意識から外れるため、保障範囲を覚えておくのは困難です。
そのため請求もれを防ぐには、少しでも可能性を感じたときに簡単に確認できる状況が重要です。
紙での管理は、多くの書類の一つとして保管されるため、いざという時に探す手間が発生します。家族への共有もしにくく忘れがちです。
請求できる可能性を考えたタイミングがあっても、外出先で確認できず忘れてしまい、たまたま他の手続きが発生した時に気づいたという事例もあります。
紙は災害時には紛失のリスクもあります。東日本大震災でも多くの保険証券が流出し、生活再建の遅れとなりました。
また、本来それを解決するために取り組まれたマイページ利用についても、
保険加入者の多くは複数の保険会社に加入をしているため、会社ごとにログインをする必要があり、不便です。
IDやパスワードを家族に共有することも現実的でないため家族が把握できず、契約者が死亡・重体など自ら請求が難しい場合、請求もれにつながります。
実際に、保険会社もマイページの利用率の低さに頭を悩ませている現状です。
さらに、紙やマイページにたどり着いたとしても、保険は用語や規約も複雑です。
専門の知識無くしては自分に発生した事象と保障範囲を重ね合わせることも事象によっては困難です。
管理の課題と同様に、発生した事象に保障内容が対応しているのかを簡単に確認できることも請求もれを防ぐには重要です。
【病気や事故、災害】といった有事は体力・精神的に余裕がない状態のため保障範囲がわからず確認の電話をするにも負担になるため
請求経験者へのインタビューでは「諦めたくなった」という声も聞かれました。
これらの一つ一つは小さなことでも様々な課題が積み重なり「保険の請求もれ」を引き起こす要因となっています。
=================================================================================
<<プロダクトについて>>
当社は、「保険の請求もれ」の課題を解決するソリューションとして保険管理アプリ【保険簿】を提供しています。
【保険簿】では、加入保険の保険証券をスマホで撮影するだけで、保険をデータ管理できます。
現状でも、あらゆる保険会社・共済などにも対応しており、全ての保険を一つのアプリで管理できます。
家族とも簡単に共有ができます。
普段持ち歩くスマホアプリで管理することで、少しでも可能性を感じたときに簡単に自分や家族の加入保険を把握することができます。
当社では、各社の保障内容も一般保険加入者にわかりやすいようにデータ化を行っています。
【保険簿】は裏側でIBのコアコンピタンスである保険データベースの入力システムとつながっています。
保険簿から送られてきた画像データを元に、入力システムで加入情報をデータ化、
保険を把握しやすい状態に整理し、知識がなくても「請求できる可能性のある保険」を簡単にピックアップできる仕組みを構築しています。
保険は、加入者の多くが複数の会社で契約しているに関わらず、保険会社毎に契約や表現、近しい保障内容でも規約が少しずつ異なるなど、非常に複雑な情報になっているのが現状です。
この複雑な保険情報の簡易化・理解の容易化を行うために保険データベースの入力システムを独自に構築しています。
23年以降には、保険請求を便利にするための情報連携の仕組みを目指し保険会社各社とのAPI連携も検討しています。
=================================================================================
<<成長のための取り組みについて>>
「請求もれをなくす」仕組みを構築していくために、当社では「徹底的なユーザー目線」と「業界との協力」を重視しています。
課題を解決するためにユーザーの現状を適切に捉えることが重要なため、
ユーザーインタビューやユーザー外の保険加入者へのインタビューも積極的に実施しています。
ユーザーインタビューの結果をもとに、チームでディスカッションを行い、サービスをブラッシュアップすることを基本に進めています。
また、複雑な保険を理解し、ソリューションを広めていくためには保険の提供元である保険会社の協力が重要であり、
かつ本来この課題を取り組むべき対象であることから当社はマネタイズ先を保険会社にしています。
保険会社も現在は請求を積極的に行う義務を課せられているため、多くの保険会社が課題の解決には前向きです。
実際に、業界協力の第一歩として、「チューリッヒ保険」「ライフネット生命」「SBI損保」の保険会社3社と
保険の管理・請求もれの課題を解決する【共同プロジェクト】を立ち上げ、ディスカッションを行っています。
そして最終的なプロダクト目標として、
根本的に「請求もれをなくす」ために保険加入者が自ら請求をしないで請求できることが必要だと当社では考えています。
そのためにも将来的には、全ての保険会社と協力し、保険請求の起点となる医療や自治体とも連携をし、保険請求が自動化される状態を目指しています。
=================================================================================
<<メディア掲載について>>
業界課題を解決するユニークな取り組みに注目いただき各メディアにも掲載いただいています。
【NewsPicks】
StartUp Insightに特集掲載
https://newspicks.com/news/7469616
【日経financial】
FinTechトレンドに特集掲載
https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB30C450Q2A530C2000000?s=1
他、日経本誌にも掲載実績あり
【プレスリリースほか】
資金調達プレスリリース(当記事5月調達のほか、直近にも調達合意し着金予定があります。)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000039233.html
SMBCのアプリにも機能提供しています
https://hokenbo.com/news_18
「保険の請求もれ」は、ただ加入している保険がもったいないというだけの課題ではありません。
請求できる保険に気づけないまま金銭的な負担を抱え、治療や生活の選択肢を諦め、数年たってから請求できたことを知ったという人も多くいます。
亡くなった家族が保険に入っていた認識はあるけど証券がどこにあるかわからず手当たり次第に保険会社に連絡したという話も珍しくありません。
自分にもしもがあったときに残された家族のために加入した保険が管理できていないために請求されなければ、家族は金銭的負担を軽減する機会を逃してしまいます。
「保険の請求もれ」はお金と人生に関わる社会課題です。
この解決するために、業界と協力しながら「請求できる保険に気づける仕組み」の構築を目指しています。
レガシーな業界が抱える社会課題をアプリを使ったユーザー体験を切り口に一緒に変えていきましょう!
個を大事にしているので、自由な雰囲気で黙々とプロダクトを作っているチームです。
「保険の請求もれをなくす」「価値のあるプロダクトを創る」ために目標を追いかけつつも、
皆で楽しくイエーイ!な感じというよりは、程よくコミュニケーションをとりながら、それぞれのペースを大事にしながら進めています。
プロダクトチームがフルリモートなのでコミュニケーションはSlackが中心です。
20代~40代のメンバーが役割や雇用形態、年齢に関わらず、
プロダクトやチームのことについてフラットにディスカッションしています。
今のメンバーは自然とリスペクトしあっているためSlackでは「ありがとうございます」や「さすが」といった絵文字が良く使われます。
(やらかしたときは「人間だもの」絵文字をつけてくれます)
距離感を保ちつつも、お互いの体調を気にしたり、配慮の声掛けなどは自然と発生する優しさが皆あります。
お互い普段は自立しているけれど、必要な時はちゃんと支え合えるチームだと思います。
代表者名 | 井藤 健太 |
---|---|
設立年 | 2018年 |
上場 | 非上場 |
資本金 | 1億6534万円 |
売上高 | 円 |
従業員数 | 13人 |
平均年齢 | 33.0歳 |
住所 | 東京都世田谷区太子堂4ー3−3 クレアーレ三軒茶屋7F |
会社HP | https://hokenbo.com/company |
TECH BLOG | 未入力 |
GitHub | 未入力 |
Qiita Organization | 未入力 |