# 事業内容
「**予実管理**」がDIGGLEの事業ドメインです。「予実管理」というと、非常に地味なドメインと思われるかもしれません。しかし、予実管理は「**経営のインフラ**」そのものです。
なぜ経営のインフラなのかというと、次のような役割と必要性があるためです。
- 経営意思決定に必要不可欠
- 経営と各セクションを数字で繋げる役割
- 上場企業の場合、証券会社に必ず求められる
あまり聞き慣れない方も多いと思いますが、実は米国では2015-2020年に先行している市場で、 **Anaplan** (2018年IPO)や **Adaptive Planning** (2018年 WorkdayにM&A)等のプレイヤーが既に大規模にExitしています。この市場の成長が、5-10年ほど遅れて日本に到来している、今まさに急成長市場となっています。
なぜ、急成長市場ができているのかというと、予実管理は長年Excelによる牙城となっており、その複雑度から、サービスが存在する領域という認知がされていませんでした。しかし、財務経理や法務等、バックオフィス領域が次々にSaaSで置き換えられていくDXの後押しや、企業の意思決定において重要な予実管理をExcelで回し続けることへのリスクが日に日に顕在化することにより、徐々にツール化が進んできているためです。
実際、現在のDIGGLEのマーケティングチャネルはインバウンド(Webからの検索による資料請求)が安定的に多いことから、その様子が伺えます。
### そもそも予実管理とは何か?
企業は、一定の期間(基本的には会計年度)の売上・コスト・利益の計画を策定します。期間が終わったら、当初の計画と実際の実績値を比較してギャップを見つけ出し、原因を特定します。原因が分かれば、それに基づいて経営意思決定を行い次期の計画にフィードバックします。企業はこのサイクルを繰り返します。これを、**予実管理**といいます。
### なぜ予実管理に課題があるか?
企業の規模が大きくなると、予実管理において管理したいデータの軸が増えて細分化されていきます。例えば、広告宣伝費や人件費などのいわゆる勘定科目は一般的に100〜200個になりますし、部門別、商品カテゴリ別、プロジェクト別に計画を立てて管理したい等、事業特性に依存して軸が増えていきます。
これを繰り返すことによって、ほとんどすべての企業で、地獄のようなExcelが生み出されます。それは1GBを超えていたり、開くのに数分かかったり、計算式が壊れていたり、後任に引き継げないといった課題を引き起こします。さらに、事業が成長し、事業部が増えてくると、ステークホルダコミュニケーションの量も線形に増え、1GBのExcelをメールでやりとりし、さらに統合作業が発生します。結果として、月次報告の報告時点では月の半ばを過ぎている、というような状態が慢性化し、経営者から見るとスピード感を持った判断ができない状態になってしまいます。
# サービスの概要
上記の課題に対し、我々はモノと人(プロダクトとカスタマーサクセス)の両面からサービスを提供しています。
プロダクトは、**データの一元管理**と**ステークホルダとのコミュニケーション**のための効率的な手段を提供することで、予実管理の業務効率を高めます。
カスタマーサクセスは、よりプロアクティブな将来予測や、正確性の高い管理など、各社が**本来やりたかったことの実現のための提案**を行います。
経営企画部門と事業部門は、予実管理においてエクセルとメールといった、いわば旧来的なプロトコルを使用してコミュニケーションしており、これが意思疎通に時間がかかる原因となっています。我々はこれを「**情報の流通距離が大きい**」と表現しています。
DIGGLEは、この情報流通距離を最小化することで、経営と事業部をデータ面でも心理面でも密接にし、より**一体的な経営**を実現し、企業の未来に貢献することを目指しています。
この将来像を「**組織の距離を縮め、会社の未来の質を上げる。**」というプロダクトビジョンに込めています。
# 受賞歴
TechCrunch Tokyo スタートアップバトル2016 ファイナリスト
※創業間もないDIGGLEにも関わらず、TechCrunch Tokyo スタートアップバトル2016 でファイナリストになった時の動画です。
興味ある方は是非ご覧ください
https://youtu.be/yqUuXyYg28o
FUJITSU MetaArc賞受賞
# 創業ストーリー
https://www.wantedly.com/companies/diggle/post_articles/332507
CEOの山本は、前職の営業マネージャ時代に予実管理に苦労しており、本来やりたかった営業現場のオペレーションを改善することができずにいました。その原因となっているのが複雑怪奇で管理が困難なエクセルでした。
その時、「このペインは多くの企業でも共通ではないか?」と考えたのが創業のきっかけです。
企業の未来は、現場と経営の情報流通にかかっています。現場の声が経営に届かなければ、経営は間違った意思決定をします。逆に、経営の意思決定は、現場に正しく届かないと、事業を加速することができません。
そのボトルネックがこの「**予実管理**」にあります。
実際にこの領域を革新するニーズは非常に大きいことは、リリース以降、DIGGLEには日々資料請求が殺到していることから、我々は確実な自信を持っています。
DIGGLEを通じて、企業の未来を支え、新たな常識を作っていくことが、我々にとっての使命です。
DIGGLEのエンジニアメンバーのバックグラウンドは様々です。
- スタートアップ出身者
- Sier出身者
- 組み込み系の経験者
等が在籍しています。多くのメンバーはフルスタックで、フロントエンド、バックエンド、インフラまでこなすメンバーで構成されます。
DIGGLEのエンジニアは、少数の優秀なメンバーで構成されています。無闇に人数を増やすことは考えていません。ただし、これは「少数精鋭」を目指しているわけではなく、「一人ひとりが高い活躍をできる環境」を重視しています。
多くの企業が、投資家からの要求などの事情があり、「人数を増やす」ことが目的化しています。人数先行で考えると、実際には生産性はスケールせず、一人ひとりが活躍しづらい状態になってしまいがちです。これを避けるために、DIGGLEの開発組織文化として、「人数が2倍でもワークする組織設計」を掲げています。
一つの成果として、DIGGLEではスクラムの予実が正確です。下記の記事内に、そのバーンアップレポートが記載されていますので、是非見てみてください。
https://type.jp/et/feature/18170/
代表者名 | 山本清貴 |
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設立年 | 2016年 |
上場 | 非上場 |
資本金 | 700万円 |
売上高 | 円 |
従業員数 | 21人 |
平均年齢 | 32.1歳 |
住所 | 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟22階 SPROUND |
会社HP | https://diggle.jp |
TECH BLOG | https://diggle.engineer |
GitHub | https://github.com/diggle-jp |
Qiita Organization | 未入力 |