◆Wi-Fi利用を便利にするアプリ「タウンWiFi by GMO」
カフェや駅などでフリーWiFiを利用しようとしたとき、毎回のように認証ログインに手間取ることはありませんか?スマホアプリ「タウンWiFi」を携帯電話に入れておけば、フリーWiFiの面倒な認証をすべてアプリが代わりに行い、自動接続することが可能です。
しかも、ただ機械的に接続するのではなく、使用不可だったり通信速度が遅かったりするWiFiには接続しないとった機能を実装。移動先の色々な場所で、より安全・スムーズにフリーWiFiを利用できる環境をサービスとして提供しています。
累計ダウンロード数は800万件を突破し、対応スポットは35万カ所以上。フリーWi-Fi接続サービスとしてはダウンロード数・対応スポット数ともにNo.1となっています(*1)。
*1: App Ape(https://ja.appa.pe/)およびタウンWiFiによる調査(2020年2月初旬時点)
◆通信プランを最適化する「通信の健康診断」
皆さんは通信サービスにどういうイメージをお持ちですか?「自分の携帯電話加入プランが最適なのか不明」「不要なオプションに加入させられた」「家の回線が遅い」など、漠然とした不満・不安を感じている方も多いのではないでしょうか。事実、野村総合研究所が行った調査によって、「負担感」と「不信感」を多くの方が感じていることがわかっています。
そうしたユーザーの皆さんの不満・不安を解消するために進めているプロジェクトが、「通信の健康診断」です。
背景には、通信業界が規制産業であるために競争が起きにくく、ユーザが置いてきぼりになりやすいという構造的な問題があります。この構造を変え、通信業界をユーザーフレンドリーにするために、タウンWiFiは日々サービスを提供しています。
◆「5G対応Wi-Fiルータ」の企画・開発
これから世界に普及していく、第5世代移動通信システム「5G」。私たちは、現在使われている各所のフリーWiFiを、5G対応に置き換えていくプロジェクトを企画し、開発を実施していきます。これにより、ユーザーがフリーWiFiを利用する限りにおいては、携帯電話の機種変更をしなくても5Gの恩恵を受けることができます。今使っている機種はそのままに、5G対応Wi-Fiによる圧倒的な通信速度を体験することができるのです。
また、5G時代になると、自宅に光回線を引くというメリットが無くなります。5G対応Wi-Fiルータを自宅に置くだけで、光回線より早い回線が簡単に手に入り、リモート勤務でのビデオ会議で通信が遅くなるイライラもなくなります。
◆「低速化」問題の深刻さを痛感し、起業を決意
代表の荻田は、新卒で楽天へ入社。開発部門で8年、マーケティング部門で1年経験を積みました。2014年、荻田はWiFiのインターネット環境が完備されていない物件に引越しをしました。いつものように携帯電話で動画を視聴していると、通信制限に達して通信速度が低速化…ブラウザはもちろん、LINEのメッセージ送信さえも難しくなってしまいます。
楽天でインターネット上での売上増加をミッションとしていた荻田は、ユーザーの通信速度に関するストレスを初めて経験し、その問題の深刻さを痛感しました。もともと独立志向はない荻田でしたが、この問題はインターネット業界全体にとって大きな損失であると考え、「僕が解決しなければ」という想いに駆り立てられ事業を創ることを決めました。楽天内の新規事業として創ることができなかったため起業を決意。楽天を2015年に退職し、同年4月にタウンWiFiを設立しました。
◆全ての人にインターネットをストレスなく届けたい
「全ての人にインターネットを。」というミッションを掲げています。
設立背景にも起因している通信制限は、ユーザーにとって非常にストレスです。
通信制限や、負担感が大きい通信料金という「通信のバリア」を取り除くために、当社は設立されました。いつでもどこでもインターネットが自由に使える世界を創造していきたいと思っています。
“通信制限”を過去の問題だという人もいますが、それはキャリアの大容量プランを契約し、高額な通信費用を払える人にのみ該当します。意外かもしれませんが、タウンWiFiのメインユーザーは40代の方です。つまり、通信費用を抑える動きを積極的にとっている世代といえます。今後、日本人の可処分所得の減少が想定されるなか、通信に費用をかけられないという状況が見込まれる一方、通信量は増えていくので、通信制限に悩む人が拡大していくと考えています。今は、インターネットそのものが水道・ガス・電気と同様なインフラになりつつあります。フリーWi-Fiを抑えるタウンWiFiさえスマホに入ってさえいれば、大丈夫。そういったセーフティーネットの存在として、タウンWiFiを利用していただければと思っています。
◆GMOインターネットグループに入り成長速度を加速させる。
2019年11月、当社は新たなチャレンジを推進するため、GMOインターネットグループにジョインしました。大手企業グループへのジョインには2つの理由がありました。
1. 多くの人にタウンWiFiを提供できる
タウンWiFiはサービス開始から3ヶ月で100万件、その後3年半で800万件ダウンロードされています。ただ、今以上のスピードでサービスを成長させるためには、何かキッカケが必要だと考えていた中、GMOとのご縁がありました。GMOがこれまで築き上げてきた顧客基盤、人的/金銭的資源、ノウハウは非常に大きく、その力を借りることにより、私たちのミッションが実現する可能性の広がりを感じたのです。
2. GMOインターネットが目指している世界観に共感した
当社は「タウンWiFi」というアプリを通じ、通信制限を気にすることなく、インターネットを使える世界を創りたいと考えています。GMOインターネットが目指している世界観「すべての人にインターネット」は、タウンWiFiが成し遂げたい世界観と非常に近しいものでした。
タウンWiFiのような10名にも満たない会社が、6,000名を超える企業グループにジョインするのは勇気がいることでした。カルチャーが変わってしまうのではないか、自分たちらしさが失われるのではないかと不安でした。
ただ、GMOグループの「梁山泊(リョウザンパク)経営」は安心できた一つの要因となりました。梁山泊経営とは、共通のマインドを持ちながらも、個社を尊重して会社経営を任せていくことです。「GMOとなら自分たちの個性が消えることはない」と確信し、ジョインを決定しました。
現在、グループに入り9ヶ月(2020年8月現在)が経ち、GMOグループに入ってよかったと思っています。スタートアップの良さを保ったまま、よりよい組織になれたからです。
グループ入る前に想定したとおり、GMOは私達のことを尊重してくれて、各メンバーがやるべきだと思ったことが自由にできています。その上、財務面での不安がなくなったことで、目の前のことだけではなく、もっと先の未来のことを考える余裕ができました。採用においても1人1人のことをよく見て、候補者と弊社双方にとって、一緒に働くことが幸せなのかをきちんと考える余力もできてきました。時間をかけて、良い組織を作ることができています。
◆大人ベンチャーが辿り着いた「社員第一主義」という組織のつくりかた
当社が重要視しているのは「社員第一主義」です。
社員が”活き活き”働く環境をつくることが、ユーザーに良いサービスを提供することに繋がり、その結果として売上げ・利益を手に入れることができると考えているので、社員第一主義をとっています。
「ユーザーに価値提供するためには社員が”活き活き”働けなくてはいけない」
そう考えています。
社員第一主義を実現するために大きく3つのことを気をつけています。
1. メンバーの”納得感”
例えば、ある機能開発において「本当にこの優先順位でやる必要があるのだろうか?この仕様でよいのだろうか?」と担当者が疑問に思い、納得しなかった場合、案件を実施することはありません。なぜなら、実際の担当者が納得しないことをやってもパフォーマンスが発揮されず、ユーザに良いサービスを提供できないからです。
私達がやっている仕事は、誰かが決めたこと、作った仕様をそのままやれば良いという受け身の仕事ではなく、どうすればユーザにとって良いサービスになるのかを考えるクリエイティブな仕事です。担当者のやる気こそがその成否を分けます。
社長や他の関係者ではなく、直接の担当者が納得感を持つことができれば進めて構わないというルールです。実際の答えはユーザが知っているので、社内調整などするのではなく、自分たちが正しいと思ったことをユーザにぶつけ、自分たちで改善していけばいいのです。
この考え方はサービスだけでなく、組織づくりにも活かされています。それが現れているのが、「自分が楽しいと思える、納得できる環境は自分が作っていく」という考え方です。弊社では毎月1回、社内制度振り返りMTGを行い、自分たちのルールを自分たちで改善しています。出社ルール、MTGの頻度、福利厚生など、意見を持ち寄りPDCAを回しています。”納得感”をキーワードにした、フラットな文化を大切にしています。
2. ”得意なこと” “好きなこと” に集中する
人は、「得意なこと」「好きなこと」をやっているときが、一番仕事が楽しく”活き活き”すると考えています。
苦手なことに無理に取り組むのではなく、それぞれが得意なことに取り組んでいます。メンバーに何が得意で何が苦手かをヒアリングし、得意な人が誰もいない場合は、それを得意な人を採用をするというスタンスです。採用できるまでの間は、「得意ではないと知っているけどやっている」という認識を全員が持っているので、サポートし合うことが前提です。
3. 「仕組みで解決」する
日々の業務の中で、リリース時の不具合やタスク漏れなど、ミスはつきものです。未知のことにチャレンジをしていれば、尚更ミスが起こるでしょう。むしろミスをしてないということはチャレンジをしていないこととイコールだとも思っています。
それなのにミスが発生した際に、個人を責めたり、再発防止を個人の責任にしたりすると、安心してチャレンジができません。それでは活き活きと働けないですよね。弊社では、業務上ののミスを個人のせいにせず、会社として振り返りをするという仕組みをもっています。
「社員第一主義」を掲げる私たちの環境で、ユーザーのために最高のサービスを一緒に作ってみませんか?自分がやるべきだと思ったことに、安心してチャレンジできる環境が揃っています。
代表者名 | 荻田剛大 |
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設立年 | 2015年 |
上場 | 未入力 |
資本金 | 円 |
売上高 | 2億1,446万円円 |
従業員数 | 10人 |
平均年齢 | 33.0歳 |
住所 | 東京都港区南青山2-26-37 VORT外苑前Ⅰ 7F |
会社HP | https://townwifi.jp/company/ |
TECH BLOG | 未入力 |
GitHub | 未入力 |
Qiita Organization | 未入力 |