新機能「再指名リクエスト」が登場! 詳細は[リリースノート](https://job-draft.jp/release)よりご覧ください

【レジュメでお困りのあなたへ】審査基準、解説します

2021-09-13 11:00

レジュメでお困りの方へ審査基準を解説する記事のキャッチビジュアル

こんにちは。転職ドラフト審査チームです。

今回は、レジュメの審査基準について解説します。

この記事を読めば「初めての審査で自信が持てない人」や「レジュメ審査に通過できなかったが再トライしたい人」にとっても、あなたの実力がきちんと伝わるような書き方を身に付ける事ができるはずです。きっともう審査なんて怖くなくなるでしょう。

【目次】
なぜ審査に落ちるのか
審査チームはここを見ている
指名をもらえるレジュメの書き方
書き方に迷ったら参考にしたい記事
審査なんて怖くない!
おわりに

なぜ審査に落ちるのか

審査と言われると、誰もが身構えます。

「自分の実力ってどうやって伝えたらいいのだろうか?」
普段審査をしているなかでもそのような声を聞くことがよくあります。

実力を伝える書き方を紹介する前に、まず、なぜ審査に落ちてしまうのか?その理由をひとつご紹介します。

実は、不通過になってしまう理由の90%は「エンジニアとしての実力を客観的に判断するための情報が不足しているから」なのです。

どういうことか、GoodとBadの2つのケースでご説明します。

まず、Badな書き方はこうです。

例:)セキュリティ保守のためにクラウドを使った >Bad

このような書き方だと抽象的でどのような技術を使ってプロジェクトに取り組んだのかが不透明です。

次に、Goodな書き方はこうです。

例:)セキュリティ保守のために、〇〇を用いて〇〇の機能を実装した。さらに、クラウドを使うことで〇〇した。 >Good

意図する内容は一緒でも、書き方次第で審査の結果は大きく変わります

そこで次のセクションでは、レジュメの審査基準は一体どのようなものなのか説明します。

より一層あなたの魅力を伝わりやすくするために、審査チームが見ているポイントをすべて公開します。

審査チームはここを見ている

審査チームは、以下の項目が記載されているか、という審査基準でレジュメを見ています。

「必須項目」は審査通過に必ず必要な項目
「+α項目」は審査合否に影響はないものの、よりマッチした指名を獲得する上で重要な項目となります。

項目 見ているポイント
必須項目 ①プロジェクト概要 ・プロジェクト内容の要約
・プロジェクトの規模
・あなたが担った役割 等
②なぜ?どのような開発をしたのか
③どのような技術を用いたのか
・開発に至った経緯
・開発したアウトプットの詳細
・用いた技術
+α項目 ④どのような工夫をしたのか ・自ら考え行動した再現性のある事
⑤どのような成果を出したのか ・開発を通して組織、個人に対し定量・定性的に価値をもたらしたポイント

次のセクションでは、各項目の中身について解説します。

指名をもらえるレジュメの書き方

では、各項目でどんなことを書けばいいのか、具体例を使って解説していきます。
こちらのレジュメをご覧ください。

※以下の例は架空のプロジェクトです。

#概要
ー MAU10万人の求人サイトにおける最寄駅検索リプレイスプロジェクトのオーナー兼開発


#担当
ー プロジェクトオーナー、およびバックエンドエンジニアの1メンバーとしてプロジェクトに入り、以下を担当してきた。


# 使用技術
ー Docker,AWS,Python3.9,Kubernetes,MySQL8.0,REST_API


# 課題
ー以下のような課題点があり、このプロジェクトに至った。
ーー 10年以上継続したサービスであり、駅マスタが旧来の物になっていた。具体的には、新設された高輪ゲートウェイがないといった状態や駅名が異なるケースなどが発生。
ーー 駅の緯度経度が求人の勤務地の緯度経度と3駅まで近しい駅を最寄と定義していた。また、検索方法に関しても最寄を3駅までとしていたが3駅目に関する精度が低くなっていた。例えば、横浜市が求人の最寄にも関わらず品川駅も検索結果に出ていた。このようなバグ発生により、ユーザーの最寄駅検索の結果が著しくUXを毀損する形となっていた。


# 取り組み
ー Kubernetes v1.19.3,Python3で駆動するバッチアプリケーション上で、最新駅マスタをCSVで取得しマスタテーブルにインサートするタスクを開発し、駅マスタを一定間隔で最新化。インサート方法に関してはbulk insertを用いた。
ー 求人最寄駅の抽出ロジックをpandasやscikit-learnなどのライブラリを用いて、ヒュベニの公式をコードに落とした計算を用いた。この計算方法を用いて、求人最寄駅テーブルに同様にbulk insertした。
ー これらの取り組みによって、ユーザー体験を向上させ最寄駅検索からの応募行動を加速化させ、120%の応募率改善を達成した。


# 工夫した点
ー 従来のバッチアプリケーションでは、1行づつコミットしており計算速度が遅かった。1000行づつinsertする実装に変えた所、計算速度が1/4になりDBフレンドリーなバッチを心がけた。
ー 最寄駅の件数が少ない地方のユーザーに対しての、検索アクティビティーを増やすために最寄表示が1の場合が一定発生していた。検索するユーザーが登録する住所と市町村が同じ他のユーザーの応募先の求人をレコメンドした。これによりさらなる応募率改善を実現する事ができた。

次のセクションでは、審査基準と照らし合わせ、それぞれの見出しがどのようなポイントで評価できるのかを解説します。

必須項目

①プロジェクト概要

# 概要
ー MAU10万人の求人サイトにおける最寄駅検索リプレイスプロジェクトのオーナー兼開発


# 担当
ー プロジェクトオーナー、およびバックエンドエンジニアの1メンバーとしてプロジェクトに入り、以下を担当してきた。

前提として、転職ドラフトに参加される企業は自社で活躍してくれそうな人を指名したいと思っています。

つまり指名を受けるには、あなたがどのような活躍をしてきたのかレジュメからイメージできる必要があります。

まずは、今まで関わってきたプロジェクトの要約をできるだけ分かりやすく書きましょう。
自分が行ってきたプロジェクト内容の要点を伝えることで、企業は指名を打つかどうかを判断しやすくなります

②なぜ?どのような開発をしたのか

# 課題
ー 以下のような課題点があり、このプロジェクトに至った。
ーー 10年以上継続したサービスであり、駅マスタが旧来の物になっていた。具体的には、新設された高輪ゲートウェイがないといった状態や駅名が異なるケースなどが発生。
ーー 駅の緯度経度が求人の勤務地の緯度経度と3駅まで近しい駅を最寄と定義していた。また、検索方法に関しても最寄を3駅までとしていたが3駅目に関する精度が低くなっていた。例えば、横浜市が求人の最寄にも関わらず品川駅も検索結果に出ていた。このようなバグ発生により、ユーザーの最寄駅検索の結果が著しくUXを毀損する形となっていた。


# 取り組み
ー Kubernetes v1.19.3,Python3で駆動するバッチアプリケーション上で、最新駅マスタをCSVで取得しマスタテーブルにインサートするタスクを開発し、駅マスタを一定間隔で最新化。インサート方法に関してはbulk insertを用いた。

エンジニアとしてどれくらい活躍できそうかは、レジュメに記載された技術力で判断されます(GithubやQiitaなどの外部アウトプット物も含みます)。

あなたの技術力を伝えるには、実際に作ったものについて詳しく説明するのが確実です。
開発に至った経緯、開発したアウトプットの詳細を書きましょう。

この基準は、審査チームがレジュメを通過させるかどうか判断する際に最も重視するポイントです。
内容の記載漏れがないか、特に注意しましょう。

③どのような技術を用いたのか

# 使用技術
ー Docker,AWS,Python3.9,Kubernetes,MySQL8.0,REST_API`

プログラミング言語、バージョンをはじめ、フレームワーク、ツール、ミドルウェア、インフラなどを具体的に記載しましょう。加えて、その技術を用いた背景について記載するとより具体性が増します。

実際に、どんな技術を用いてどのように開発したのかを企業は指名の際に注視しています。

あなたがどこかの企業で採用担当をしているつもりで、「今の情報量で年収提示ができるか?」を意識しながら書くといいですね。

ここまで、必須項目について解説しました。
せっかく審査に通過したなら、転職ドラフトでたくさん指名を受けたいですよね。
次のセクションでは、指名を多くもらうための+α項目について解説していきます。

+α項目

④どのような工夫をしたのか

# 工夫した点
ー 従来のバッチアプリケーションでは、1行づつコミットしており計算速度が遅かった。1000行づつinsertする実装に変えた所、計算速度が1/4になりDBフレンドリーなバッチを心がけた。
ー 最寄駅の件数が少ない地方のユーザーに対しての、検索アクティビティーを増やすために最寄表示が1の場合が一定発生していた。検索するユーザーが登録する住所と市町村が同じ他のユーザーの応募先の求人をレコメンドした。これによりさらなる応募率改善を実現する事ができた。

指名を多くもらうためには、機能を開発した時に工夫した内容を書きましょう。

企業は、自ら考え工夫した経験が記載されているレジュメほど魅力的に感じ、閲覧後に指名を打ちたくなります。

事実、工夫したことを詳しく書いているユーザーは、指名をもらえる確率がおよそ1.1~1.2倍上がる傾向にあります。

プロジェクトではどのような技術的課題があったのか?それをどうやって解決したのか?など、具体的に書いてみるのがおすすめです。

⑤どのような成果を出したのか

ー これらの取り組みによって、ユーザー体験を向上させ最寄駅検索からの応募行動を加速化させ、120%の応募率改善を達成した。

最後に、開発を通して組織、個人にもたらした成果について記載できればなお良しです。

飛びぬけた成果を書く必要は必ずしもありません。
工数が〇人分削減できた、作業効率が向上した、チームメンバーから高評価を得た、などでも大丈夫です。

成果に結びついた経験はあなたのレジュメから伝わる実力への信頼度が増し、企業はますます指名を打ちやすくなります。
あなたがもたらした定量・定性的な成果について、自信をもって書きましょう。

また、こちらは審査合否に直接関係はないものの、読み手が読みやすいレジュメを作ることも重要です。
転職ドラフトのレジュメはマークダウン方式を採用しているため、こちらを参考に、読みやすいレジュメ作成を意識してみてください。

ここまで、審査基準それぞれの中身について説明してきました。
次のセクションでは、審査にまつわるデータをご紹介しながら、審査チームからのメッセージをお伝えします。

書き方に迷ったら参考にしたい記事3選

ここまで、審査基準それぞれの中身について説明してきましたが、転職ドラフトReportにはこの記事以外にもレジュメの書き方についてまとめた記事があります。

採用担当者・審査チーム・ユーザー、それぞれ別の視点から書かれた記事なので、用途に合わせて活用してみてください。


①採用担当者が見たいエンジニアのレジュメはこれ!実践してほしい書き方6選

https://job-draft.jp/articles/56

より効果的に実力を伝えられるレジュメの書き方をまとめた記事です。
「自身の実力とその再現性」を伝えるためのテクニックについて、採用担当者の声などを交えて解説しています。

「このプロジェクトはどう伝えるべき?」と迷ったり、「何かもっとできることがあるはず」と感じている方に読んでいただきたい記事です。

②改善ポイントの宝庫!転職時に気にしたいITエンジニアのレジュメアンチパターン

https://job-draft.jp/articles/116

「せっかく実力がありそうなのに、もったいない…」
そんなレジュメでよく見るアンチパターンを、転職ドラフトの審査チームが解説しているのがこちらの記事です。プロジェクト概要がメインで実力が伝わってこないプロジェクトサマリパターンを含む8つの事例が紹介されています。

気づかないうちにやってしまうこともあるので、書き終わったあとにこの記事を読みながら見直しするのがおすすめです。

③転職ドラフト体験談〜よくある疑問を解決しよう 〜【2021年版】

https://job-draft.jp/articles/518#4 ※第4章へリンクとなっています。 

転職ドラフトで実際に転職したユーザーの体験談を集めた記事です。
第4章では、レジュメの書き方についてユーザー自身が行ったテクニック(文章構成や自分のアピールしたい事項に注目してもらうための方法など)を紹介しています。

ほかにも、よくある疑問についてや審査通過後の効果的な使い方(希望年収の伝え方や指名をもらうための工夫)を紹介している体験談も掲載しているので、レジュメを含め転職ドラフトの使い方に迷ったときに頼りになる記事です。


ご紹介した3記事のほかにも、転職ドラフトReportにはレジュメについての記事がいくつかあります。
気になる方は「審査について」というタグで検索してみてくださいね。

次のセクションでは、審査にまつわるデータをご紹介しながら、審査チームからのメッセージをお伝えします。

審査なんて怖くない!

初めて審査に申請するあなたへ

レジュメをうまく書ける自信が持てなくて、申請をためらっていませんか?

大丈夫です。
ここだけの話、審査に一発で通過したユーザーは全体の約50%。
半数以上のユーザーが再審査になっているので、結果は気にせず、気軽に申請してください。

レジュメを書くのが初めてで、色々と慣れないこともあったはずです。

しかし、レジュメもコードと同じ。実際に手を動かしながらコツをつかんで、うまく書けるようになるものです。

申請していただいたレジュメには、審査チームがしっかりフィードバックします。

もう一度審査に出すあなたへ ~ 何度申請してもいいんです

最初の審査で不通過になって、落ち込んでいるかもしれません。

実は、審査通過者の申請回数は平均3回程度です。
なかには、10回以上審査で不通過になってから通過したユーザーもいます。

たとえ審査が不通過になっても、それは決してあなたの人格や経験を否定するものではありません。

レジュメの書き方に慣れずに戸惑った部分もあったでしょう。
ここまで記事を読んでいただいたあなたならば、次はきっと実力がより伝わりやすいレジュメが書けるはずです。

そして、転職ドラフトは無料で何度でもレジュメにフィードバックを受けられる仕組みになっています。
「少しキャリアの棚卸しを手伝ってほしい」くらいの感覚で、転職ドラフトを使い倒してください。

おわりに

この記事をきっかけに、あなたが少しでも審査に希望を持てるようになったら嬉しいです。

そして最後に。
数ある転職サービスのなかから転職ドラフトに興味を持っていただいて本当にありがとうございます。あなたにとって最高のサービスであり続けるために、私たち転職ドラフト審査チームも日々努力していきます。

この記事が、少しでもあなたの役に立ちますように。

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