【ゴールデンウィーク営業のお知らせ】 2024年4月27日(土)~2024年5月6日(月)の期間中、GWのため休業とさせていただきます。 ※4月30日(火)、5月1日(水)、2日(木)は通常営業いたします。 ※休業期間中にいただいた審査申請については、結果をお返しするために数営業日いただくことをご了承ください。

2017年一番人気のあるエディタは何だったのか?転職ドラフトのデータから読み解く、人気エディタ徹底分析!

2017-12-28 10:00

https://jdraft.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/blog/f9e44553-4d15-4a4c-a189-029e58442737.png

「いま、どのエディタが一番人気なのか」
宗教戦争※になぞらえるほどの議論を巻き起こすこの問題に、転職ドラフトチームはデータから答えを出してみたいと思います。

すでに登録済みの方はご承知のとおり、転職ドラフトの登録フォームには「好きなエディタ」を入力する項目が用意されています。そのデータを集計の上、審査を通過したユーザーのみを対象として、「昨対比」「年代比」「言語別」といった多視点から分析を行なってみました。

さて、あなたが愛用するエディタはいったいどこに位置しているでしょうか?(どんな結果になっていても怒らないでください…)

【集計対象】
転職ドラフトの審査を通過したユーザー1642人

【目次】

2017年度版 エディタ使用率を大公開!

まずは、この2017年内に転職ドラフトに登録し、審査を通過したユーザーのエディタ使用率をグラフにしてみました。

https://jdraft.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/blog/7ce3da2b-4fd5-4d8e-b0e4-25d37be901eb.png

  2017
Vim 30.84%
Atom 15.90%
Visual Studio Code 13.83%
Emacs 10.49%
JetBrains系IDE 10.02%
Sublime Text 7.15%
サクラエディタ 2.23%
vi 1.59%
秀丸エディタ 0.95%
etc 7.00%

Vimが全体の30%となっており、圧倒的な使用率を誇っていますね。続いてはAtom、Visual Studio Code、Emacs、JetBrains系IDEがほぼ団子状で続きます。サクラエディタ・秀丸エディタといったWin向け国産エディタは少数ですが、これはWinユーザーが少なかったからなのかもしれません。

ちなみにこの結果、2016年度のデータと比べてみるとどうでしょうか?

2016年度版エディタ使用率と比較してみた

  2017 2016
Vim 30.84% 32.05%
Atom 15.90% 15.20%
Visual Studio Code 13.83% 6.93%
Emacs 10.49% 8.98%
JetBrains系IDE 10.02% 10.47%
Sublime Text 7.15% 10.16%
サクラエディタ 2.23% 4.25%
vi 1.59% 1.89%
秀丸エディタ 0.95% 2.52%
etc 7.00% 7.56%

上位のVimとAtomはさほど変わりませんが、ここでは倍近く使用率が増えているVisual Studio Codeに注目!

Visual Studio Codeはマイクロソフトが開発するマルチプラットフォームのテキストエディタ。軽くて速いのがウリで、オープンソース化した際には大きな話題となりました。Visual Studio CodeほどではないですがEmacsも少し使用率が高まっている一方、Sublime Textやサクラエディタ・秀丸エディタは減少傾向が見られますね。

続いてはユーザーの年代別に、使用率を見ていきましょう。

ヤングVSアダルト!年代別エディタ使用率比較

  〜29歳 30〜39歳 40歳以上
Vim 33.84% 32.29% 17.61%
Atom 17.55% 14.58% 11.32%
Visual Studio Code 11.70% 8.12% 5.03%
Emacs 7.10% 9.88% 17.61%
JetBrains系IDE 11.84% 9.69% 7.55%
Sublime Text 9.19% 9.00% 10.06%
サクラエディタ 2.51% 4.01% 5.66%
vi 0.56% 1.86% 6.92%
秀丸エディタ 0.56% 2.05% 8.18%
etc 5.15% 8.51% 10.06%

実に興味深い結果が出ました。仮に29歳以下をヤング、40歳以上をアダルトとしてみましょう(あくまで「仮に」です)。

VimやVisual Studio Codeはヤングに支持されており、アダルトとの差はおよそ2倍に。逆にEmacsやサクラエディタはアダルトに支持されていることが見受けられます。

そして差が極端なのが viと秀丸エディタ。ヤングは1%に満たないですが、アダルトは7〜8%程度に支持されている模様。どうやら終わりなきエディタ論争の根幹には、年代による埋められない溝が関係しているようです。

動揺を隠せない人もいらっしゃるかと思いますが、気を取り直して次へ進みましょう。続いては指名率と指名数の比較です。

エディタ別 指名率&指名数比較

  指名率 指名数/1人
Vim 80.20% 5.04
Atom 80.89% 4.75
Visual Studio Code 77.71% 4.93
Emacs 73.89% 4.46
JetBrains系IDE 83.16% 5.87
Sublime Text 78.74% 3.82
サクラエディタ 57.35% 1.85
vi 64.71% 2.53
秀丸エディタ 63.16% 1.82
etc 67.14% 3.1

こちらのデータは、好きなエディタ名を入力したユーザーの合計を母数として、その中から何%の人が指名を受けたか、また何社に指名を受けたかを集計したものです。

指名率&指名数がもっとも多かったのはJetBrains系IDEで、VimやAtomもそれに続く高い数字を出しています。ここでもサクラエディタ、秀丸エディタ、viを好きなエディタとしている人は苦戦を強いられているようですね。

エディタ別 GitHub&Qiita入力率

  Github入力率 Qiita入力率
Vim 71.71% 53.08%
Atom 68.26% 55.63%
Visual Studio Code 72.57% 58.86%
Emacs 78.33% 56.67%
JetBrains系IDE 75.51% 59.69%
Sublime Text 58.05% 45.98%
サクラエディタ 20.59% 14.71%
vi 47.06% 38.24%
秀丸エディタ 28.95% 21.05%
etc 51.43% 40.00%

エンジニアならほとんどの人が使っているであろうGitHubとQiita。転職ドラフト登録時に、このサービスを使っているか入力するフォームを設けていますが、そこに入力しているかどうかを好きなエディタ別に集計したデータがこちらです。

平均的にはGitHubの方が入力率が高いようですが、注目すべきはEmacsユーザーの入力率の高さ。EmacsユーザーはGitHubにきちんとアウトプットしているということでしょうか。

書いていないから指名を受けられないというわけではありませんが、書いておいて損はないのも事実。忘れていることに気づいたなら、さくっと入力してしまいましょう。

プログラミング言語別 エディタ使用率

最後となるデータがこちら。年収評価シートに記載いただいたプログラミング言語ごとに、エディタの使用率を導き出しました。要するに、各言語の使い手はどのエディタを使っているのかの割合です。

今回はJavaやRubyといった主要8言語をフィーチャー。さて、あなたが愛するエディタは、どの言語を使うエンジニアたちに人気なのでしょうか?答え合わせをどうぞ!

https://jdraft.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/blog/42df00b0-2c24-49b9-b9b1-feaed2406329.png

PHP Ruby Python Go Swift Java c/c++
Vim 41.93% 39.27% 26.62% 13.14% 12.15% 36.44% 17.80%
Atom 35.15% 29.01% 17.41% 10.58% 17.06% 41.64% 15.36%
VS Code 41.14% 23.43% 16.57% 10.86% 17.14% 39.43% 14.29%
Emacs 28.89% 33.89% 32.22% 14.44% 12.22% 42.78% 31.67%
JetBrains 48.47% 26.02% 29.08% 15.82% 15.31% 37.76% 10.20%
Sublime 43.68% 25.29% 19.54% 5.17% 13.22% 44.83% 18.39%
サクラ 26.47% 4.41% 13.24% 1.47% 1.47% 63.24% 30.88%
vi 20.59% 26.47% 32.35% 5.88% 2.94% 38.24% 29.41%
秀丸 34.21% 10.53% 10.53% 0.00% 5.26% 52.63% 39.47%
etc 34.29% 14.29% 8.57% 5.00% 24.29% 40.00% 20.00%

※年収評価シートは複数言語の入力が可能です。

まとめ

いかがでしたか?予想通りの結果という方も、驚きの結果という方もいるかと思います。

最後に、転職ドラフトのエンジニアにこの結果を見てもらったところ、

  • 心とエディタはヤングな感じでがんばります(35歳:男性)
  • しばらくはvimmerでいられそうで良かった(34歳:男性)

といった感想が出てきました。
2018年はどんな結果になるのか?お楽しみにー!

※転職ドラフトは宗教戦争を望んでいません。

ENTRY
pickup
interview

タグ一覧

年収診断 登録不要!30分で結果がわかる!
SIGN UPSIGN IN


転職ドラフトを友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか?